こんにちは。キャンプがきっかけで結婚したなかちる夫婦(@nakachirufufu)の旦那です。
関西は兵庫県の家入諸島にある「太島(ふとんじま)」にて、1泊2日のサバイバルキャンプをしてきました。
結論から言うと、ただただかゆい。
今回はその辺も含めて、無人島でのキャンプについて紹介していきたいと思います。
この記事の目次
日本の無人島の数
日本の全ての島の数は6852。
その中から本州四国九州北海道などを含む本土と離島を覗くと、日本には6412の無人島があります。
普段あまり無人島に対して意識していないと思いますが、日本の90%以上の島が人が住んでいない無人島ということになります。
今回はその中の一つである、兵庫県の家入諸島にある太島(ふとんじま)に行ってきました。
太島について
周囲はおよそ1.5 km ほどの小さな島で、姫路港から船を乗り継いで行くことができます。
太島は兵庫県の家入諸島にある無人島の1つで、2つの島を砂州がつなぐような形となっています。
島をつないでいる部分以外の沿岸部は、石場が続いており、 島の植生は松がほとんどを占めています。
太島への行き方

太島へ行くためには、姫路港から船を乗り継いで行く必要があります。
ルートとしては姫路港坊勢島そして太島のルートで乗り継いで行く必要があります。
姫路港と坊勢島の間には定期船が渡されているので、姫路港にてチケットを購入するだけでOKです。
しかし、坊勢島太島へのルートは、もちろん定期船など出ているはずもありません。
太島へ行くためには船をチャーターする必要があります。
今回我々は 坊勢汽船さんの船をチャーターして無人島まで向かいました。
料金は往復で3万円で、予約は電話一本ですることができます。
許可申請を忘れずに
また無人島とは言え、管轄する自治体へ許可をとる必要があります。
Google先生にて、「家入町 真浦区会」と検索すると電話番号がでてくるので、
そちらに連絡して無人島に行きたい旨を伝えます。
その後同意書が届くので、FAXもしくは郵送にて返送すれば完了です。
同意書には
- 火気の取り扱い
- 緊急時について
- ごみの持ち帰りについて
などの注意事項が書いてあるので、必ず内容を確認してください。
いざ太島へ

太島につくと、目の前に広場が見えます。
先人の挑戦者たちのゴミが散乱しています。
この状態が続けば無人島キャンプさえもどんどん規制されてしまうのではないかと、少し不安です。
とはいえ、ポジティブに考えると資材は豊富にあります。

無人島での基地づくり


無人島では漂着物などが豊富なパターンがほとんどなので、様々な資材を活用できます。
今回我々が訪れた際は天候が不安定だったので、雨をしのぐために基地としてタープを作成することを最優先にしました。
テンションをかけるためのひもは、漂着していた手綱をほぐして、細いひもを作成。
タープのポールには落ちていた流木を活用します。


そして完成したのが、こちらのタープ。


森の中にビニールシートが落ちていたので、そちらを拝借して、タープにしました。



薪の調達
タープが出来た後は、薪になる木材の調達を優先しました。
天候が不安定なので、早めに調達して木の湿気を最小限に抑えるためです。
山側には着火剤になる松ぼっくりなどを調達することができますが、松の木は薪としてはイマイチなので、打ち上げられた流木がメインになります。
長い間、海を漂っていたものばかりなので、水分量が多いものがほとんどなので、早めに木を集めて乾燥させるのがいいでしょう。


食糧調達
太島での食料調達は、海での調達がメインです。
家入諸島近海は釣りの名所で知られており、潮回りが大変いいため、時合いを逃さなければ必ず釣れます。
特に島の西側(上の赤丸)は潮目が頻繁に表れ、朝は青物、夜はアオリイカなどを釣ることができます。


本来ならば、釣り具も現地で調達するのが本望ですが、今回1泊2日と短い期間のため、今回は潔く釣り具を持参しました。
釣果としては、アオリイカやハマチが釣れ、十分な食料を調達できました。


調味料も現地調達
海岸には、本当に様々な漂流物が流されてきています。
流木はもちろん、探せば調味料も見つかるかもしれません。
今回釣れた魚は刺身や焼くだけでも十分に美味しいですが、やはり日本人。醤油が欲しくなります。
そこで周囲を見回してみると…醤油を発見!


ここは、無人島とあきらめず探してみると、意外とあるもんです。醤油。


そして一平ちゃんのからしマヨネーズまで。
風味を確認して問題なかったので、積極的に使っていきます。


やはり調味料は料理のうまみを格段に上げてくれます。
単調な味に飽きてきたら、海岸を散歩しよう。
寝付けない夜
ある程度充実した無人島生活を送ることができていたので、ぐっすりと眠れると思っていましたが、やはり無人島、そう簡単に寝させてはくれません。
寝ようとすると、大量の蚊が集まってきます。
耳をふさいでも聞こえてくる羽音のストレスは半端なく、お世辞にも快適に寝ることはできません。
近くで焚火を起こせばいいのですが、その日は風が強く、火事を避けるため完全に消火してしまっていました。
一晩大量の蚊の中で寝た結果がコチラ。


体中刺されまくってイラつきしかなかったです。
この太島でキャンプをされる方は、虫よけや蚊帳を持っていくことを強くオススメします。
まとめ


無人島という空間は、現代社会の便利さを感じるとともに、質素でも心が豊かな生活へのヒントが得られる場所です。
今の生活にストレスを感じている人や人生に悩める人、単純にサバイバルが好きな人も無人島に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
ふとん島に行くときは、虫よけを忘れないようにしてくださいね!