都内には今日本の人口の約10分の1が集中しているといわれていますが、その中のすべての人が東京に好んで住んでいるというわけではないと思います。
きっとこの記事を読んでいるあなたも満員電車や自然の少なさにうんざりして、「地方移住してゆったりくらしたいなぁ」と思っていることでしょう。
しかし、思うだけでなかなか行動に移せないのは、「仕事が無い」というイメージがあるというのが原因として大きいと思います。
今回の記事で、「地方での仕事」について紹介していきたいと思います。
忙しい人のために、この記事の要約を
- 地方に仕事はある?:選ばなければある
- どんな仕事が多い?:介護や医療関係及びIT
- おすすめの職業は?:フリーランスもしくはIT関係
- その他:都内への通勤補助を行っている自治体もある
地方には仕事がある?ない?

早速本題に入りますが、地方には仕事があるのか?という疑問
回答を先に述べると、”選ばなければ”いくらでもあります。
もちろん都内ほど多様な職種や会社があるわけではないので、選択肢は減りますが探せば本当にいくらでもあります。
各自治体のホームページや日本全国の移住を支援するサイト「JOIN」等にも様々な求人が掲載されているので、色々とみてみるといいでしょう。
また、”地方は給料が少ない”等という意見をよく耳にしますが、生活にかかるコストも圧倒的に少ないです。
特に固定費である家賃のコストは圧倒的に地方は安いです。
同じ間取りの賃貸を借りるとしても、都内とはくらべものにならないくらい安いので、それだけで月に5万は節約することが可能です。
一年で考えると5×12=60万で、たとえ地方移住で年収が60万減ったとしても、生活レベルは落とすことなく生活できるというわけです。
地方で多い求人

さて、地方での仕事が意外とあるという話をしましたが、具体的にどういった仕事が多いのかを紹介していきます。
- 介護
- 理学療法士
- 医療事務
- 保険
- 林業
- 農業
- IT関連
- 地域おこし協力隊

地方は高齢者の割合が多いため、医療関係や保険関係の求人がかなり多いです。
また、皆さんがイメージしているように、農地がたくさんあるので、農林水産業の求人も多いです。
さらに、意外かもしれないですが、IT関連の仕事も多いです。
ITは情報を扱うサービスなので、わざわざ東京にオフィスを構える必要が無いということで、地方にオフィスを構える会社も多くなってきています。
IT系のスキルがある人は、地方に目を向けてみてもいいかもしれませんね。
地域起こし協力隊とは
人口がだんだん減っていたり、高齢化が進んでいる地方で、地域外の人を呼び込んで地域の活性化を図る制度。
自治体によって様々ですが、地域イベントの援助や対外的な地域PR活動がメインになります。
フリーランスという手も
パソコンやスマホがあれば仕事ができるフリーランスにとって、固定費のかからない地方というのは魅力的な場所です。
自然豊かな環境で、クリエイティブな発想を促進することもできますし、最近では「コワーキングスペース」も地方にたくさんできています。
東京で発生する固定費に終われる生活をしているなら、一度外に目を向けてみるのもアリですね。
都内への通勤手当があるところも
更に奥の手とも言える支援を行っている自治体も!
新潟県湯沢町では「新幹線通勤支援制度」なるものが存在しています。
「地方で暮らしたい・・・けど東京の仕事は手放せない。」という欲張りなあなたにピッタリな制度。
実際に活用している人たちからも多数のポジティブなコメントが上がっています。
- 定期券代の自己負担額が東京の家賃と変わらないし、町からの支援は大変助かります。
- 満員電車の20分より、新幹線の1時間ちょっとの方が生産的です。
ー引用元:湯沢町移住定住ポータル
通勤電車にぎゅぎゅうに詰められるよりも、新幹線でゆったりと過ごせた方が精神衛生的にもいいのは言うまでもありませんよね!
まとめ
地方移住の心配ごととして最も多く上がるのが、移住先での仕事。
年収で見ると都内での仕事よりも見劣りする部分はあるとは思いますが、生活にかかる費用や精神的なストレス等収入以外の部分にも目を向けてみてください。
本当にあなたが行きたい人生は何か?都内で暮らすことが自分にとって魅力的なことなのか?
人生の選択肢はもっともっとたくさんあります。
自分にとってベストな選択をするためにお、一度地方で生活してみませんか?