この時期あたりになると、毎年学生たちの間では就活の話で持ち切りだと思います。
すぐに内定が出る人やなかなか出ない人、いろいろいると思います。がんばれ。
かくいう自分も数年前に就活をした身でありまして、特に苦労すこともなく無事に(?)今の会社から内定をいただきました。
まぁその話は置いておいて、先日高校時代の先輩に久しぶりに会ったのですが、よくよく聞くと、自分よりも社会人歴が変わらないことが発覚。
皆さんお察しの通りタイトルの通りなのですが、そのエピソードがなかなか面白かったで、紹介していきます。
新卒就活時代
新卒採用の就活時代、先輩(以下Kさん)はみんなと同じように普通に就活をしていたそうです。
人柄もいいし、ユーモアもあるし、学歴もいわゆるMARCHレベルで無事何社か内定を獲得。
しかし、単位が足りなくて卒業が出来ないなどの理由ではないのに、そのまま新卒で就職するかと思いきや辞退。
なんで辞退したか気になって仕方がなかったので、その理由を聞くと
「いや、だって働きたくないじゃん」

ソッコー「働いたら負けかなと思ってる」発言をしたニートの顔が脳裏によぎりました。
色々な感情が生まれてきましたが、まずその判断が出来る覚悟が純粋にうらやましいと思いました。
聞くとKさんの実家は葬儀屋で、小さいころから「人が死ぬもの」という現実を目のあたりににしていたので、
「人はいつあ必ず死ぬのに、やりたくもない、しんどい仕事をする意味が分からなくなった」とのこと。
そう聞いて「なるほど確かに理解できる。」と思ったのは、自分が今の仕事に不満があることの表れなのか。。。
映画「STAND BY ME」でも「人は死に向かって生きている」っていうセリフもあるし、どうせ死ぬならやらなくていいじゃんってなるのも仕方ないよね☆
内定を蹴ってニート時代へ
その後Kさんは一年間、念願のニート生活をしたという。
当時付き合っていた彼女の家に入り浸ったり、ひたすら好きな本を読んだり思いのままにい生活できたとのこと。
「自分がもしニートになったら、最初はいいかもしれないけど絶対に飽きそう」とかって思っていたけど、どうやら自分の好きなことがあるとそうでもないっぽい。
それから一年ニートをして、なんやかんやでもう一度Kさんは就活を始めたという。(理由は聞き忘れたw)
二度目の就活
二度目の就活は散々だったと語るKさん。
ニート前の就活時と人間も変わらないし、受け答えや振る舞いも変わらないのに、1年の空白期間を見ただけで、各会社の人事は顔色を変えていたらしい。
「俺という人間は全く変わっていないのに、一年の空白期間があっただけでまるで別人のように扱われることが理解できなかった。」
と、当時の思いをKさんは語ってくれました。
割と規模の大きな会社で働いている方なら分かるかもしれないですが、勉強ができるけど仕事はイマイチって人結構多いですよね。
私はKさんの話を聞いたときに、世の中の採用担当者は目の前の一人の人間よりも手元にある書面で人を判断する傾向があるんじゃないかと思っていしまいました。
ちなみにその事実に憤りを感じたKさんは、「こういった採用形態の現実を変えたい」ということで某大手人材会社に思いをぶつけて無事に採用されたそう。こことの灯はんぱねぇ。。。
まとめ
人事部はテキトー
就活というのは学生だけでなく、採用側の人間の問題でもあるということを改めて感じました。
世の中の人事部採用担当の皆さん、手元の書面ではなく、目の前の人間をよくみてあげてください。
アナタにとってはただの”仕事”かもしれないですが、就活生にとってはそれが”原点”なので、どうか心から接してあげてください。
それでは