こんにちは。夫婦でカナダにワーホリ中のなかちる夫婦(@nakachirufufu)です。
私は埼玉県の中でも一番東京に近い地域で生まれ育ち、東京の会社に3年間勤めていました。
今は会社を辞めて脱東京・脱日本をしてカナダでワーキングホリデーをしていますが、以前は「東京で一生住み続けるのはしんどい」と感じていました。
わたしと同じように、東京に住むことにストレスを感じている人や、会社を辞めて地方に移住してみたいな、と考える人も多いのではないでしょうか。
本記事では、東京に住むことのメリットとデメリットについて考察します。
この記事の目次
東京都の人口
日本の人口は約1億3千万人ですが、東京に住んでいるのは何人だと思いますか?
約1,400万人です。(2020年2月現在)
日本で3番目に小さい面積の東京都に、日本人の約10%が住んでいます。
ちなみに、東京都に隣接する埼玉・神奈川・千葉の3都道府県には、約2,300万人が住んでいます。
首都圏エリア(東京・埼玉・神奈川・千葉)には、日本人の約30%が住んでいるという計算になります。
日本には47都道府県もあるにも関わらず、4つの都道府県に人口の約30%が住んでいることから、いかに人口が首都圏に集中していることが分かります。
東京に住むことのメリット
企業の本社が多く、雇用機会が多い
日本の会社企業数は約360万社で、そのうち東京都の会社企業数は42万、全国の約12%を占めるそうです。
大企業と呼ばれる会社は東京に本社を構えていることが多く、それゆえ多くのビジネスマンが東京で働いています。
飲食店やホテルなども多いので、正社員や非正規社員と職種を選ばなければ、働き口を見つけることは難しくないでしょう。
常に流行の最先端を知れる
先述したように多くの企業が集まっているので、情報集約機能を備えているのは確かです。
また、海外で流行っている「日本初上陸!」的なお店も、まずは東京にお店を出します。
都内と歩くだけでもお店の様子から常に流行りの最先端を知ることができるので、刺激的であることは間違いありません。
面白い人に出会える確率が高い
地方では人の入れ替わりが少なく、どうしても同じ人と顔を合わせる機会が多いですが、東京では色々な職種・国籍・考えの人と知り合う機会が多いです。
地方出身の人が東京に引越す理由の一つとして、これが挙げられるのではないでしょうか。
思い立った時にイベントを探すせば何かしら開催されているし、実際に私も刺激を受ける機会も多かったです。
東京に住むことのデメリット
消費が多すぎて、お金が貯まらない
東京に住んでいると、家賃・ランチ・飲み会など、出費の機会が多いです。
毎月お給料は入ってくるけど、その分使ってしまいなかなか貯金が貯まらないという人も多いのではないでしょうか。
私は東京の会社を退職後、静岡に1年間約住んでいたので、東京とのコストの差を紹介します。
家賃
アパートやマンションを①通勤時間片道30分②2LDK・50平米③駐車場つきで探した場合
東京都内で上記の条件で探すと、1ヶ月分の給料以上の家賃がかかってしまいます。
ランチ代
- 東京の相場:1,000円
- 静岡の相場:500円
東京で働いていた時は、800円のランチを見つければラッキー!という感覚でした。
飲み会代
- 東京の頻度:週3回、1回あたり約4,000円=週12,000円=月40,000円
- 静岡の頻度:月1回、月4,000円
東京で働いていた頃は仕事終わりの「一杯だけ!」という言葉に誘惑されて飲み始めたら3時間経っていた…なんてことは普通でした。
静岡に引越して、車通勤だった夫の飲み会頻度の少なさに愕然としました。
満員電車が余計にストレス
東京の人口密度は6,168人/km2で、日本一です。
東京在住者だけではなく、隣接する県からも東京に通勤する人も多いので、毎朝の通勤は地獄そのもの。
片道の通勤時間は1時間が平均値だと思いますが、私の働いていた会社では1時間半~2時間かけて通勤している人もいました。
毎日2〜3時間を通勤に費やし、満員電車のストレスと戦っているということです。
移動時間を有効活用しようと本や新聞を読んだりできればいいですが、混みすぎて立つのに精一杯なのでスマホ見るくらいしかできないです。
満員電車によるストレスに仕事のストレスが相まって、みんなこぞって眉間にシワを寄せています。
「会社行きたくない」
「朝から片道1時間以上経ち続けて疲れる」
そんな負のオーラが漂っているのが東京の満員電車。朝の人身事故も日常茶飯事ですよね。
もう二度とあの生活には戻りたくないです。
海外の観光客が日本の満員電車の様子を見ると驚くそうです。
東京に通勤している人にとっては普通になっているけど、異常な生活だということに気づいたほうがいいです。
なんとなく東京に住んでいるのなら
東京で成し遂げたいことがある。
そんな熱い志を持って東京に住んでいる人ももちろんいると思いますが、なんとなく東京に住んで東京で働いてる人が多いのではないでしょうか。
私も生まれ育ったのが東京近郊だったので、東京の大学に通い、東京に本社がある会社に就職し、転勤がなかったのでたまたま東京の本社で働いていました。
しかし、東京に住み続けたいという強い意志は特にありませんでした。
東京に住んでいた頃は、ストレスを発散して心を満たすため、飲み歩いたり、新作の洋服や化粧品を買ったりと消費してばかりでした。
仕事のストレスや人間関係、満員電車から離れたことで、「お酒を飲みたい」「何か買いたい」と思うこともなくなり、今ではカナダでワーキングホリデーをしながらのんびり過ごしています。
- 東京で働くことにこだわる理由もないけど、なんとなく住んでいる。
- 毎日同じことの繰り返しに飽きてきたから、何か挑戦してみたい。
- 会社を辞めたいけど、スキルが無いから再就職が心配で辞められない。
こんなふうに考えている方におすすめしたいのが、「ワーキングホリデー」や「フィリピン留学」です。
ワーキングホリデーは、30歳以下であれば海外で1年間働くことができるビザで、協定国は26か国あります。
フィリピン留学では、英語だけではなくプログラミングや医療などを学べるコースを設けている学校が多くなっています。
英語だけではなく、海外での就業経験や専門スキルを身に付けることができるので、再就職をする際もプラスになることは間違いありません。
まとめ
脱東京をした私が、東京に住むことのメリットとデメリットを考察しました。
東京じゃないと遊ぶところがなくてつまらない。と思っている方も、まずは自分が楽しいと思える判断基準を見つめ直してみるのはいかがでしょうか。