気になったことは何でもやってみないと気が済まない性格なので、今回は1週間ヴィーガン生活をしてみました。
興味の対象は「ヴィーガンの人たちは果たして快便なのか?」ということ。
周囲から奇異の目を向けられたことが、今回の実践で一番つらかったことでしたが、鋼のメンタルを身につけられたと、ポジティブに解釈して、飲み込もうと思います。
さて今回もくだらない好奇心を追求した記事ですが、お付き合い願います。
ヴィーガンとは?
ヴィーガン=完全菜食主義者。動物性の物を一切摂取しない生き方を実践する人。
もともとは「人間は動物を搾取することなく生きるべきだという主義」を意味する造語として1960年代に生まれた言葉です。
ー引用元:Wikiedia
徐々に普及しつつある「ヴィーガン」というワードですが、まだまだベジタリアンというワードの方が認知度が高いことと思います。
ベジタリアンは「肉食を避ける人々」という意味合いの言葉で、中には乳製品や卵を摂取する人もいます。
しかし、ヴィーガンは乳製品や卵もちろんダシなども含めて、「動物性の物を一切摂取しない主義」のため、ベジタリアンよりもさらに、食事に制限があります。
この記事の目次
始まるヴィーガン生活

記念すべきヴィーガン生活初日の朝食は、サラダと冷奴のみ。
この生活で最も肝となるのは、「いかに上手くたんぱく質を摂取できるか」ということ。
ということで、大豆食品からの摂取を心がけ、豆腐をチョイス。
しかし、
いつものノリで乗せた鰹節。こいつはアウト。
初日の朝食から、私の奇行を見守る妻により、鰹節が没収されました。

ひとつづつ手作業で取り除かれた鰹節たち
取り残された豆腐を、我々が生きるために命を失った鰹を悼みながら食す。

鰹節を取り除かれた豆腐の様子
微妙に残ったやつも食べる時に歯でこして取り除いたため、セーフとしてほしい。
普段の食生活で無意識のうちに、どれだけ多くの動物性食品を摂取していたかが分かったと同時に、以降の食事に対しての不安感が高まったのは言うまでもない。
渇望のうな丼

実はこのヴィーガン生活の最中、以前記事で紹介したウナギの養殖場の見学に行きました。
記事では「味の感想は言うまでもありません」なんて、知ったような口をきいていますが、ヴィーガンな私は一切口にしておりません。申し訳ありません。

周囲がうまそうなうな丼を食する中で、一人とろろ丼定食をたしなむ。。。(もちろん写真の卵も同行者に献上、味噌もダシなし)
ご飯の黒ゴマをかけてくださった店員さんの優しさに、思わず涙腺が緩みます。
意外と食べられるものもある
その後も続くヴィーガン生活ですが、意外と食べれれるものもありました。
パスタ

まずはパスタ。(盛り付けセンスに関しては無視してほしい。家庭料理なんてこんなもん)
特にペペロンチーノは、
- オリーブオイル
- 鷹の爪
- 塩
- にんにく
がメインの調味料なので、ヴィーガンでも工夫をせずに食べられるといのは感動的でした。

ごはん


次にうれしかったのはごはん。
ヴィーガン生活の中で思ったのは、めちゃくちゃ料理に食べ応えがないということ。
そんな中でも、ご飯だけは食べられるので、何とかして食欲を満たしていました。
上の写真のように炊き込みご飯(もちろん醤油のみ)にしてみたり、ご飯に塩をかけて食べたりとしっかりと空腹はしのげるは非常に助かりました。
結果快便だったのか?


色々な学びや試練を得て完遂した1週間のヴィーガン生活。
そもそもこんなことを始めようと思ったきっかけは、「ヴィーガンは快便なのか?」という好奇心の答えを得るため。
本題であるその答えは、
めちゃくちゃ快便でした。←
ホントにびっくりするぐらいに、いっぱい出ます。それもバナナ形の良型が。
野菜をしっかり食べていたためか、少し緑がかった黄土色のブツでした。
余談ですが、ヴィーガン生活の後に、コストコのピスタチオを大量に食べたときの方が緑色でした。
ケツからピスタチオが出てきたのかと思うほどに。
しかし、とっても快便ですが、「出してやった感はなかったです。」
というのも、排泄に良いものばかりを食べていたせいか、排泄時に踏ん張る必要がそこまでなかったからです。
感覚としては「小指くらいしか出なかったな」とおもっても、実際に見てみると大型が2本ぐらい出ている感じ。
むしろ出すぎて怖かったです。
ヴィーガン生活をして得たきづき


今回のヴィーガン生活は個人的にきつい部分もありましたが、色々と気づきもあったので紹介します。
普段いかに考えずに食事をしているか
まずはポジティブな気づき。
普段の食生活では出されたものをただむさぼるだけでした。
しかし、ヴィーガン生活の間は、それぞれの食事に、「何が入っているんだろう?」と疑問を持ち、しっかりと考えて食事をとるようにしていました。(というか意識せざるを得ない)
ヴィーガン生活では考えることが多すぎますが、かえって普段いかに何も考えてないかを気づかされました。
集中力の低下
続いてネガティブな気づき。
あくまで個人の感想ですが、ヴィーガン生活中は日中の集中力がぐっと落ちたように感じました。
野菜に含まれる鉄分は、動物性食品に含まれる鉄分の5分の1の吸収効率しかないといわれており、これが原因で貧血症状に近い症状が現れ、集中力が低下したと推測します。
実際に頭がぼーとっしたり、歩いているときも足に力が入らない感じがしたりと、何とも言えない倦怠感がありました。
摂取できる食品が決まっているからこそ、食べ合わせなどもしっかり意識しないと、栄養不足が生じてしまうということを身をもって体感しました。



まとめ
たった1週間のヴィーガン生活でしたが、十分すぎるほど多くの気づきを得ることが出来ました。
生きていく上で必要不可欠な食事ですが、毎日のルーティンに組み込まれているため、なかなか意識して食べる人も少ないと思います。
そういう意味では今回体験してみて非常に良かったです。(再度やる気は毛頭ありませんが。
今回のようなヴィーガンに限らず、宗教上の理由などで、世界中には食事に制限がある人が多数います。
そういった人たちを「自分と違う人種だ」と視線の外に置くのではなく、実際にその人たちの立場を経験してみましょう。
きっと世の中をもっと広い視野で見れる力がつくはずです。
最後にここに宣言しますが、
私はやっぱり肉が好きです。