こんにちは。
私たちは夫婦2人でカナダでワーホリをしています。
ワーキングホリデービザは、国によって異なりますが、多くの国では1年間という期限が設けられていますよね。
ビザ無しで滞在し続けるのは違法なので、「もっとカナダに残り続けたい!」と思ったらワーホリビザが切れた後のビザを探さなくてはいけません。
私たちは1年間のビザが切れたら帰国する予定ですが、一時期はどうやったらカナダに残れるかを真剣に考えて、あらゆる方法を模索していました。
そこで「ワーホリビザが切れた後もカナダに残るための方法」について紹介したいと思います。
これからカナダワーホリを予定している方で、ビザが切れた後も残りたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
この記事の目次
カナダに残る方法①観光ビザ
まず思いつくのは「観光ビザ」だと思います。
日本パスポートを持っている私たちは、eTAという電子渡航認証のみでカナダの観光ビザを取得できます。
有効期間は6ヶ月で、追加費用を支払えば観光ビザを延長することも可能。
しかし、観光ビザで滞在し続ける場合は一切働くことができないため(違法就労になります)、貯金に余裕がない方には少し難しいかもしれません。

カナダに残る方法②学生ビザ
カナダワーホリを通して、「学校に通ってさらに英語力も磨きたい」だったり何か目標を見つけた方は学生ビザを取得して、現地の学校に通うという選択肢もあります。
学校に通うお金はかかりますが、条件内であれば就労することも可能です。
また、現地の学校を卒業すると、卒業ビザ通称「ポスグラ」というビザを取得でき、現地で3年間働くことができます。
カナダでの長期間にわたる就労経験は永住権の申請時に役立つので、永住権取得を考えている方は学生ビザからのポスグラビザ取得というコースが良いかもしれません。
また、最近よく耳にするCo-op(コープ)ビザも学生ビザの一部です。
カナダに残る方法③雇用主にワークビザを発行してもらう
私たち夫婦が一番先に思いつき、第一の選択肢として考えていたのがワークビザの取得。
ワーホリ期間中に働いた職場に掛け合い、企業側からワークビザ(就労ビザ)を申請してもらうというもの。
多くの人も選択肢として考えるかと思いますが、実はハードルが結構高いです。
カナダ人の雇用を減らしてまで外国人労働者を雇う意味があるのか?と移民局からジャッジされるため、手続きが煩雑で慎重に行われます。
この手続きをLMIA審査と呼び、雇用主は1000ドル(10万円弱)を支払う必要があります。
LMIAの審査が下りてようやく就労ビザの申請の段階に移行できるので、時間と労力がかかります。
その上に確実にビザが下りるとも限らないので、多くの職場はLIMAに対して非常に慎重です。
特にローカルの飲食店の場合は非常にシビアで、私も働いていた職場のオーナー(カナダ人)に相談しましたが、遠回しに断られました。
その一方で、日本食レストランなどであれば、「日本人を雇う必要がある」と証明できるので、ワークビザを取得しやすい印象を受けました。



カナダに残る方法④ROワーキングホリデービザを取得
あまり聞き慣れないビザかと思いますが、カナダ移民局のホームページ上でRecognized Organizations for foreign youthと紹介されているビザで、通称「ROビザ」と略されています。
このビザにはいくつか条件があるのですが、簡単に紹介すると
- ワーホリビザの対象外の31~35歳の人も参加可能
- 一度ワーホリビザを使った人も参加可能
- 50万円弱の費用がかかる
- 勤務先の縛りが無い(オープンパーミッド)
という内容です。
お金でビザを買うというイメージで良いかと思います。
実際に申請をしたわけではないので詳細は分かりませんが、毎年申請できる人数に制限があるようです。
また、このビザの申請を申請するためには、カナダ移民局から認定された機関を通す必要があります。
カナダに残る方法⑤ヤングプロフェッショナルビザを取得
ROビザとほとんど同じ内容ですが、勤務先が限定されてしまうのがヤングプロフェッショナルビザ。
ヨーロッパ各国では一般的で、カナダで出会ったほとんどの人がこの方法でカナダに残っていました。
日本は対象外の国ですが④のROビザと同様に、認定された機関を通せば日本人でも申請することが可能です。
また、ROビザと同様に申請できる人数に制限があるので、要注意です。
- ワーホリビザの対象外の31~35歳の人も参加可能
- 一度ワーホリビザを使った人も参加可能
- 50万円弱の費用がかかる
- 勤務先の縛りがある(クローズドパーミッド)
ROビザとの違いは、勤務先の縛りがあるということです。
まとめ
カナダワーホリでカナダの魅力に気づいた方も、永住権を取ろうと思っている方も、知っておきたいビザのお話でした。
なかなか情報が見つからなかったり、それぞれのビザの違いを理解するまでに時間がかかったので、早め早めに行動しておくことをおすすめします。
それぞれのビザについては、自分で調べてみて下さい!