こんにちは。夫婦でカナダにワーホリ中のなかちる夫婦(@nakachirufufu)です。
「カナダワーホリでの部屋探しの手順が知りたい」
「内見から入居までの一連の流れが知りたい」
そんな疑問に答えます。
私たちは、e-Mapleを使って部屋を2日で見つけました。
日本人家族のお家の一部屋を借りているので、シェアハウスというよりはホームステイに近いです。
今日の活動は家探し。
2軒とも素敵なオーナーさんで、どっちがいいか選べない😅
働くのにオススメの場所を教えてもらったり、お昼をご馳走になったり、戦略と言われたら、人を信じられなくなるくらい優しくしてくれる方ばかり。ワーホリきて良かった
— なかちる夫婦@カナダワーホリ🇨🇦 (@nakachirufufu) February 21, 2020
カナダの部屋探し事情
まず初めに知っておきたい、日本と海外の部屋探しで大きく異なる点は以下の3つ。
- シェアハウスが一般的
- 部屋の賃貸に不動産会社を仲介しない
- 1ヶ月単位など、最低入居期間が短い
ワーホリの人が部屋を借りるパターンで一番多いのがシェアハウスだと思いますが、家賃が安い代わりにキッチン・バス・トイレが共同で、プライベート空間は一人一部屋という最低限の暮らしになります。
また、家具家電が備え付けのことが多いので、日本で一人暮らしを始めるように、一式揃える必要はありません。
日本では入居期間が1年であることがほとんどですが、海外では最低期間が1ヶ月という場合も多いです。
ここからは、カナダワーホリでシェアハウスを探す際の一連の流れを紹介します。
部屋を探す
部屋を借りる際には、不動産会社を仲介せず、インターネット掲示板などを通して個人間のやり取りが一般的です。
カナダワーホリの部屋探しで使えるサイトはこの6つ。
- e-Maple
- JPカナダ
- Craigslist
- Kijiji
- Homestay.com
- Rentfaster
詳しくは「【カナダワーホリ】部屋探しに使えるサイト6選」の記事で解説しています。
また、以下の情報は掲載されていることが多いので、事前に確認しておきましょう。
- 毎月の家賃
- デポジット費
- ユーティリティ費(水道・光熱費・Wi-Fi代)
- 家具付きかどうか
- アクセス
- 最低入居月数
- 条件(女性専用、1人入居のみ等)
インターネット上の情報は、入居者が決まると消えてしまうので、スクリーンショットを保存しておくことをおすすめします。
入居後に条件の認識による食い違いが起きた時でも安心です。
問い合わせる
上記のサイトで希望の物件が見つかったら、連絡をとりましょう。
私たちが利用したのは日本語サイトのe-Mapleでしたが、まずは掲示板を通して連絡をします。
e-Mapleでは日本人の家主か、日本人が代筆していることが多いので、基本的には日本語のやり取りになると思います。
たまに「家主のカナダ人に英語で連絡してください」と書かれている場合もあるので、その際は指示に従いましょう。
連絡を取る際に最低限伝えておくべきことは、以下の2点。
- 入居希望日
- 入居期間
入居希望日が近ければ貸し手としても嬉しいですし、スムーズにやり取りができると思います。
また、不明点があれば事前にメールで確認しておきましょう。
カップルや夫婦での入居の場合は、2人入居が可能か問い合わせてみましょう。
掲示板を通して連絡後、連絡から返信がきたら内見の日時の段取りをします。
私たちの場合は、「家まで来てください」か「〇〇まで迎えに行きます」の2パターンでした。
内見時の雰囲気
家主と会ったら、部屋の中を案内してもらうことになります。
私たちの場合はホームステイ型だったので、家主のご家族と一緒に使う共同スペースも紹介してもらいました。
内見時には、部屋の案内が終わった後、リビングで座ってお話する時間がありました。
コーヒーをいただきながら、雇用状況やおすすめのスーパーなど、質問したら丁寧に教えてくれました。
また、ちょうどお昼時だったのもあり、1つのお家ではランチをご馳走してもらいました。
内見時に確認すべきこと
内見の際は以下の点を確認しておきましょう。
- 家主の人柄
- 同居人の数
- 交通の便(最寄りの駅やバス停からの距離)
- 周辺の治安
- スーパーやコンビニが近くにあるか
- ハウスルール
- 家賃に含まれる生活用品(トイレットペーパー・お米など)
内見時に実際に最寄り駅まで歩いてみたり、スーパーやカフェを調べてみて、実際に生活することを想像しましょう。
ワーホリをする方は車を買う人は少ないと思うので、スーパーまで遠く離れていると、毎回の買い物がしんどく感じます。
また、家賃に含まれる生活用品もしっかり確認しておきましょう。
エアビー慣れしている私たちは、調味料が含まれていると思っていたら違ったので、最初の数日は唯一購入していた醤油だけで過ごすことになりました。
回答する
全てを把握できたら、一旦しっかり考えましょう。
次の人の内見が入っている…と言われると焦ってしまいますが、しっくりこなければ別の部屋を探してもいいと思います。
住みたい部屋が決まったら、家主の方に入居したい旨を伝えて、鍵を受け取りに行ったり入居する日の連絡を取り合います。
デポジットを振り込んだら鍵を送付する、という詐欺まがいの物件もあるようです。
家主から直接鍵を受け取るのが好ましいです。
家賃とデポジットを支払う
入居が決まったら、初月の家賃とデポジットを支払います。
月の途中から入居した場合の家賃は、日割り計算となります。
また、デポジットは家賃1ヶ月分が相場と言われており、退去時に返金されます。
支払い方法は、履歴の残る振込やオンライン送金がベターですが、銀行口座がなければ現金で手渡しになります。
家賃を現金で支払う場合は、日本円を持ってきていれば両替するか、キャッシングをすることになります。
カナダの都市ごとに家賃の相場は違いますが、人気の都市トロント・バンクーバーと、私たちの住むカルガリーの家賃の違いは以下の通りです。
- トロント:家賃$800~$1,000+デポジット
- バンクーバー:家賃$600~$1,000+デポジット
- カルガリー:家賃$400~$750+デポジット
予めe-Mapleなどで住みたい地域の家賃相場を調べたうえで、日本円を持参するかキャッシングの覚悟をしておきましょう。
ちなみに、私たちの滞在していたカルガリーはカナダで一番物価が安いほか、いいことづくし。
カナダワーホリの都市選びに悩んでいる方は、「カルガリーがワーホリにオススメな12の理由」もぜひご覧ください。
ホームステイ型の注意点
カナダ渡航前は、1つの家に数人のルームメイトと住むシェアハウスだけを想像していましたが、意外とホームステイ型のお家もあることを知りました。
ホームステイ型の場合は家主のハウスルールに従うので、トラブルは起こりにくいと思います。

基本的にはホームステイは過ごしやすいですが、少し注意点があるので挙げておきます。
- 子供がいる場合、一緒に遊ぶ時間が増える
私たちの住むお家には小さい子供がいて懐いてくれるのは嬉しいのですが、見かけるたびに一緒に遊ぼうと誘われます。
一人の時間を大切にしたい人は、子供のいない家庭でのホームステイやシェアハウスの方が合っているかもしれません。
- シャワーの時間をずらす必要がある
シェアハウスでも同じだと思いますが、家に住む人数が多い場合、シャワーのタイミングが重なると熱いお湯が出ない現象が起きます。
ホームステイ型に住む場合は、事前にシャワーのタイミングを聞いておくことをおすすめします。
- 住ませてもらう立場なので気を遣う
シェアハウスでは皆が同じ金額を払って住むので、対等な関係になると思いますが、ホームステイ型だと全ての決定権は家主とその家族にあります。
また、家族が日常生活を送っている家に住ませてもらうので、気を遣う場面はあると思います。
まとめ
私たちの経験をもとに、カナダワーホリでの部屋探しから入居までの流れを紹介しました。
日本での引越しに比べると、初期費用もかからず家具家電も揃っているのでハードルは低いですが、個人間のやり取りになるのでトラブルにならないようしっかり確認しながら部屋探しを進めてくださいね。
シェアハウスの場合は、共同スペースの掃除・ゴミ出し等の担当制だったり、騒音問題などでトラブルになるという話を耳にします。