「カナダで車購入を考えているけどどういう手順で進めればいいのかわからない。」
「カナダで車を買った人はどこで車を買って、どうやって手続きをしたんだろう・・・」
本記事ではそんな疑問にお答えします。
こんにちはなかちる夫婦です。
私たちは現在ワーキングホリデーでカナダに滞在しており、現地で車を購入してカナダライフを満喫しています。
今回は実際に私たちが購入した経験を踏まえながら、カナダでの車の購入方法について紹介していきたいと思います。
この記事の目次
カナダでの車購入ロードマップ
先に簡単にカナダでの車購入の全手順を紹介します。
手順については以下の通り。
- 免許を取得する
- 車を探す
- 車を購入する
- 保険に加入する
- ナンバープレートを発行する
日本と大きく違うところは、保険をとらないとナンバープレートを発行することが出来ないということ。
免許発行に何かと時間がかかるので、現地免許の取得は早めに行うようにしましょう。
それぞれの項目について本記事で順を追って説明していきます。
カナダで車を購入するためには免許が必要

まずはカナダで運転するための免許が必要です。
カナダで運転できる免許証を取得する方法は大きく分けて2つ
- 国際免許
- カナダ免許の取得
国際免許の場合は日本で発行可能ですが、加入できる保険がかなり限定されてしまいます。
そのため、カナダでマイカーの購入を検討している場合は、必ず現地の免許を取得しましょう。
日本の免許証を持っている場合は、カナダ⇔日本で協定が結ばれているため、教習なども不要で書類の手続きのみで取得可能です。
カナダで免許を取る際に必要なものを以下にまとめます。
- 日本の運転免許証
- 運転免許の翻訳
- 28ドル
- SINナンバー
- VISA証明書
- 現住所を証明できるもの(3か月以内の家賃の支払い証明等)

運転免許証の翻訳については、現地の領事館での発行が必要で細かい内容については、別記事にて紹介していきます。
これらを管轄のRegistry(レジストリ)に持っていけば、その場で免許の仮の免許が発行出来ます。
視力や色覚、周辺視野についての簡単な検査があるので眼鏡などの指定がある際はわすれないように持参しましょう。
本免許については、二週間後に郵送にて、登録した住所に送付されます。
ちなみにカナダ国内で二つの免許証を所持することが出来ないので、日本の免許証はRegistryにて没収されます。
管轄の領事館に郵送され、帰国時に領事館に取りに行けば返却してもらえますが、ほとんど帰ってくることはないそうです。。。
カナダで車探しをするならこの三つがおすすめ


免許の取得を進めながら、いよいよ本題の車探しです。
おすすめの車探しのサイトは以下3つ。
- マーケットプレイス(Facebook)
- Craiglist
- Kijiji
個人的にはマーケットプレイスが一番広告も少なくて見やすいと思います。
マーケットプレイスの使い方については、Facebookで言語設定を”英語”に設定する必要があります。
詳しくは「Facebookマーケットプレイスの使い方」の記事を参照してください。
中古車の値段は年式や車種によっても様々ですが、「ワーホリで最低一年問題なく乗れればいい!」と言うのであれば、日本車の3,000~5,000$(25万~40万円)くらいのモデルを購入しましょう。
品質面での日本車の安心感は抜群で、「旅先で急にエンジンがかからなくなった」などの致命的な問題もほとんどありません。
さらにカナダ人も日本車の品質の高さを理解しているので、売る時も購入時と同じ値段で売りだしても買い手探しに困りません。
総合的に考えて日本車に絞って購入する車を検討することをおすすめします。
カナダで車を購入する手順
続いては、購入する際の手順を紹介します。
- 車の下見・試乗
- 値段交渉
- 契約書作成
順番としては上の通り。
順を追って詳しく解説していきます。
車の下見・試乗
マーケットプレイスなどで条件に合いそうな車を見つけたら、必ず車両の下見や試乗を行うようにしましょう。
- ブレーキの効き具合
- アライメント(手を放してもまっすぐ走るか)
- エンジン回りのオイル漏れ
- エアコンの効き
- ホース類の硬さ
特にホース類は劣化して硬直してしまうと、そこから水やオイルが漏れてエンジン故障の原因となってしまいます。
必ずエンジンルームを開けて確認するようにしましょう。
車のことがよく分からない場合は、車に詳しい知人などを連れて、必ず確認するようにしましょう。
値段交渉
また、マーケットプレイスなどで説明文の中に「○○〇$ OBO」という表記がある場合は値下げ交渉が可能です。
自分の予算なども考慮しながらうまく値段交渉をしてみましょう。
特にアルバータ州では12年以上前の車はインスペクション(車検のようなもの)が無ければ保険に加入することが出来ません。
したがって、古い車を購入する場合は、インスペクションの費用を車両価格に含めてもらうなどの交渉の仕方もアリでしょう。
OBO=Or Best Offerの略で一般的に値段交渉が可能なことを表します。
契約書作成
値段などの交渉が完了したらいよいよ受け渡しの段階です。
カナダでの個人間の車の売買では、Bill of salesという車の契約書兼登録書を作成する必要があります。
書類自体はアルバータ州のホームページからダウンロードできるますが、買い手側が記入する項目はあまりないので、下見の際などに売り手に作成をお願いしておくといいでしょう。
売り手とのやり取りはこの書類の作成と、車の受け渡しを持って終了です。
車を購入してもカナダでは保険に入らなければナンバープレートを受け取れない


日本ではナンバープレートを発行するのに保険の証明は必要ありませんが、カナダでは保険に加入していなければナンバープレートの発行はできません。
保険の加入方法については、街のブローカー(各種保険を斡旋するお店)やオンラインなどで加入することが出来ます。
保険加入で必要なものを以下にまとめます。
- カナダの運転免許証
- Bill of sales
免許の番号や車両の番号などのほかに、通勤で利用するか、駐車場の場所は屋内か屋外か、心臓の疾患の有無などの質問をされるので、予め必要な情報は確認しておくようにしましょう。
カナダで保険加入する場合は、日本でどれだけ長い運転歴があっても免許を取得したばかりの人と同じ扱いをされます。
したがって保険料がそれなりに高くなることを覚悟しておきましょう。
私たち夫婦は車両保険なしで、対人対物の保証のみのプランで月220ドルでした。



日本にいる時は月3,000円だった保険料が6倍以上に!
カナダでの保険加入の際はそれなりのコストを想定しておくようにしましょう・・・
カナダのナンバープレート取得で車購入の全行程は終了


最後にRegistryにてナンバープレートを発行すれば車購入の手続きは終了です。
Registryで必要なものは、
- カナダの運転免許証
- 80ドル
- ピンクカード
- Bill of sales
の4点です。
ピンクカードとは、保険の登録を証明するもので保険登録の2週間後ほどに書面で郵送されます。
ブローカーなどに依頼すれば、保険登録後すぐに電子書面をメールで送信してくれるので、そちらを提示するだけでも問題ありません。
必要なものをすべて手元に準備しておけば、ナンバープレートの発行は10分ほどで終了します。
最後にナンバープレートを車に付けて全行程は終了です。
カナダの車購入では英語力も必要
広大な土地を持つカナダを満喫したいなら、車購入は絶対にオススメです。
しかし、車の交渉や登録などでネイティブとやり取りをしなければならないという壁もあります。
車を購入するためにはそれなりの英語力も求めらるため、これからワーホリを予定している方は、オンライン英会話などでネイティブとの会話をスムーズに行えるように準備しておきましょう。
それではよいカナダライフを!!
現住所の証明はクレジットカードの支払い証明でも問題ありませんでした。
コピーの必要はなく、スマホの画面を見せるだけでOKです。