こんにちは。夫婦でカナダにワーホリ中のなかちる夫婦(@nakachirufufu)です。
私達はカナダワーホリ最初の地をカルガリーに選びました。
ワーホリでカナダに滞在する日本人のほとんどがトロントやバンクーバーに渡航するので、あまり馴染みがない都市だと思います。
今回はツイッターでも反響が大きかった、ワーホリの都市にカルガリーがおすすめな理由を、実際に生活した私達がお伝えします。
ワーホリの都市選びで悩んでいる方は、参考にしてください。
カナダワーホリにカルガリーがおすすめな理由
・家賃安い
・消費税5%
・医療費0円
・時給高い
・ほどよく都会で自然もある
・日本人少ない
・晴れの日が多い
・治安いい
・スキーリゾートが近い
・オーロラが見れる
・月37ドルでバス電車乗り放題(申請要)行かない理由がないです🙆♀
— なかちる夫婦@カナダワーホリ🇨🇦 (@nakachirufufu) February 27, 2020
この記事の目次
カルガリーはほどよい都会

あまり知られていないですが、カルガリーはトロント、モントリオールに次いで3番目に大きな都市です。
人口は130万人程度なので、カナダ西部ではバンクーバーを差し置いて一番の都市と言われています。
- エネルギー産業
- 交通
- 金融
- 観光業
上記の4種類が主要産業で、特にエネルギー関係はかなりの数の会社があります。
ダウンタウンには高層ビルが建ち並び都会の雰囲気がありますが、日本の都会と違って人口密度は高くありません。
したがってラッシュアワーでも混雑はするものの、日本の満員電車のような光景を見ることはありません。
街からカナディアンロッキーが見えるのも魅力の一つです。
カルガリーの治安はワーホリ人気都市の中でも良い

治安を数値化しマッピングしたもの。赤色に近いほど治安が悪い。
上の画像は、各年ごとの治安や生活費が見れるデータベースサイト「NUMBEO」に掲載されているカナダ全域の治安マップです。
犯罪件数や犯罪上昇率を元に、各都市の犯罪指数を数値化しており、
- カナダ全体:40.39
- トロント:38.74
- バンクーバー:36.73
- モントリオール:29.00
- カルガリー:33.24
という結果になっています。
モントリオールより犯罪指数は高いですが、バンクーバーやトロントに比べると犯罪指数は低く、カナダに住む人にとっても治安が良い都市として知られています。
もちろん治安が良いといっても、危険と言われているエリアはあります。
- ダウンタウン
- NE(North East)
このあたりはカルガリーの中では犯罪率の高い地域として知られています。
ダウンタウンは人が多く集まるエリアなので、必然的に犯罪件数も増えますが、気を付けたいのはNE(ノースイースト)。
私達はカルガリー到着後、知らずに治安の悪いと言われるNEにあるエアビーに滞在していましたが、確かに他の地域よりも怪しい人が多かったです。
しかし、怪しい人が多いとは言え特に絡んでくるような人もいないので、夜間などを避ければそこまで危険ではないように感じました。
一緒に暮らしていたバンクーバー出身のルームメイトも「治安が悪いと言われてるけどバンクーバーより治安が良い」と言っていました。
逆を言えばその地域さえ避けていれば、ほとんど危険を感じることはありません。
特にSW(South west)などは富裕層が多いエリアは、治安がかなり安定しています。私達はNE滞在後、SWに引っ越しましたがとても治安が良かったです。
家の近くの24時間営業のコンビニでは、夜中でも女性店員一人でレジに立っていたり、女性客が一人で買い物に来ていたりと、危険な雰囲気は一切ありませんでした。
ワーホリでも加入可能な保険でカルガリーでの医療費はタダ

カルガリーが属するアルバータ州には、Alberta Health Care Insurance Plan(通称AHCIP)という保険制度があります。
ワーホリでも条件を満たしていれば加入することができ、虫歯や処方箋などを除いたほとんどの医療サービスが、無料で受けられます。
別の州でも州保険は無料で受けることができますが、アルバータ州ならではのメリットは2つ。
- 申請から適用までの期間が約2週間と短い。ほかの州は2~3ヶ月かかります。
- 雇用主からの雇用証明書を提出する必要がない。仕事が決まってなくても申請できます。
加入できる条件は、アルバータ州に1年以上住み、最低6ヶ月以上のワークパーミッドが残っていること。
ワーホリビザは1年間限定のビザなので、到着後すぐに申請を行いましょう。
申請方法については「【カナダワーホリ】アルバータ州健康保険の申請方法や必要書類について」にて解説しています。
カルガリーの消費税は安い
アルバータ州は消費税が安いことでも知られています。
その税率は、なんと5%!!
カナダ州全体で比較しても、一位の税率を誇っています。
ちなみにワーホリで人気都市の、バンクーバー、トロント、モントリオールがある各州の税率は以下の通り。
- ブリティッシュコロンビア州:12%
- オンタリオ州:13%
- ケベック州:14.975%
アルバータ州の税率の安さは歴然です。

ワーホリにはうれしい最低賃金の高さもカルガリーの魅力


カルガリーのあるアルバータ州は税率が安いながら、最低賃金は全州で最も高い$15/時間。
他の代表的な州の最低時給は以下の通り。
- ブリティッシュコロンビア州:$13.85/時間
- オンタリオ州:$14/時間
- ケベック州:$12.5/時間
現地のレストランやカフェで働くことが多いワーホリ勢にとって、時給の高さは重要だと思います。
さらに、カルガリーの中には日本食レストラン(通称ジャパレス)でもチップだけで月$2000近くもらえるお店もあるので、金銭的に苦労することも少ないでしょう。
カルガリーはワーホリ人気都市に比べ家賃が安い


カルガリーは税率が低い上に最低賃金も高く、そして家賃も安いです!!!
こちらも「NUMBEO」の家賃相場の数字を参考に各都市を比較してみました。
都市 | 中心地の家賃平均(CAD) | 郊外の家賃平均(CAD) |
トロント | 2,205.29 | 1,758.76 |
バンクーバー | 2,099.67 | 1,626.98 |
モントリオール | 1,290.87 | 810.01 |
カルガリー | 1,203.11 | 978.63 |
比較結果から、中心地の家賃はカルガリーが最も安いことが分かります。
ワーホリではシェアハウスなどに住む人がほとんどなので、実際はもっと安く借りることができます。
私たちは、夫婦2人でネット・水道・光熱費込みで月$660でシェアハウスに住むことができました。



カルガリーの日本人の数は他の都市に比べて少ない


カルガリーは他の都市に比べて、日本人が少ないです。
外務省が発表している「海外在留邦人数調査統計統計表一覧」によると、平成30年の在留外国人は以下の通り。
都市 | 在留日本人数(人) |
トロント | 13,499 |
バンクーバー | 28,281 |
カルガリー | 3,561 |
トロントやバンクーバーと比較するとその差は歴然。
ワーホリで渡航する人にとって、「英語力向上」が目的の一つだと思いますが、日本人が多い環境だと母国語で話をしてしまいがち。
その点、カルガリーではほとんど日本人を見かけないので、英語環境にどっぷりと浸かりたい人にもおすすめです。
日本食レストラン(ジャパレス)で働いたとしても、従業員は日本人以外の国籍の人が多かったり、お客さんもほとんどカナディアンだったりと、英語を話す機会はかなり多いです。
また、日本人が少ないからといって排他的な街というわけではありません。
カルガリーは多国籍な都市しても知られており、人口の4割がアジアや中東、南米などの非ヨーロピアン系で構成されています。
実際に街中では、いろんな肌の色の人たちが共存しており、グローバルな環境を求める方にはもってこいの都市だと思います。
カルガリーはほとんど晴れ


カルガリーの気候はステップ気候(BS)と呼ばれ、乾季の長い地域です。
年間平均降水量は418.8mmで、日本の平均降水量が1718mmというのを考えると、どれほど雨が少ないかが分かると思います。
また、日照時間も年平均2,396時間とカナダの中でも特に日照時間が長い都市で、この数値は日本で最も日照時間の長い都道府県である埼玉県よりも大きな数値になります。
天気がいい日が多いおかげで、朝日も夕日もとてもきれいに見ることができます。
カルガリーからはスキーリゾートが近い


カルガリーの近くにはバンフやレイクルイーズといった、有名なスキーリゾートがあります。
カルガリーから1時間半ほどの距離なので、冬はスキーやスノボーを気軽に楽しむことができます。
また、夏にはハイキングや湖でSUPなども楽しめるので、年中楽しいことに事欠きません。
アウトドア好きにはたまらない場所ともいえるでしょう。
もちろんレンタカーを借りても行けますが、他にもいろいろとお得に行ける手段があるので、詳しくは「カルガリー市内からバンフ・キャンモアにお得に行く移動手段」を参考にしてみてください。
実はカルガリーからもオーロラが見える
オーロラというと、イエローナイフやホワイトホースを思いつく方も多いと思います。
しかし、カルガリーからもオーロラを見ることができます。
実際に「Calgary Aurora」で検索するとたくさんの写真が出てきます。


ダウンタウンの北側は比較的オーロラが見れる頻度が高いそうです。
オーロラの活動レベルが分かる「Aurora Forecast」といったサイトもあるので、ワーホリ中にオーロラが見たいときは参考にすると良いでしょう。
ワーホリ勢は申請すれば月$37で電車バスが乗り放題


カルガリーでは、電車やバスなどの公共交通機関が整備されており、車が無くても市内であれば大体の場所に移動することができます。
1回あたりの乗車料金は大人$3.5で、90分以内の乗り換えであれば電車・バスが乗り放題です。
さらに、ワーホリで行く場合は「低所得者用のマンスリーパス」を申請することができます。※申請が必要です。
これを使えば月$37で電車・バスに好きなだけ乗ることができます。
こういったサービスがあるおかげで、さらに生活コストが下げられるので、他の都市よりも圧倒的に貯金もしやすいです。
カルガリーの交通機関については、「【カナダ・カルガリーの交通機関】乗車料金やチケットの購入方法」で詳しく紹介しています。
カルガリーの図書館のサービスがすごい


カルガリーの図書館のサービスはすごいです。
図書館で個人番号を発行(無料)する必要がありますが、この番号があれば本を借りる以外に、無料で様々なサービスを受けることができます。
- ノートPC貸出
- 館内Wifi
- プリンターで月500枚コピー可能
- 移民向けの住宅・職探しのサポート
- 英語講座
- 様々なオンラインコンテンツ
特にオンラインコンテンツは、70個以上の外部サービスが利用可能で、
- 電子書籍
- プログラミングなどのオンライン講座
- 語学学習サービス
- 音楽ストリーミングサービス
など、すべて無料で利用することができます。
カルガリー図書館の公式サイト内の「Digital Library」というページに各サービス一覧が書かれてるので、その他のサービスが気になる方はこのページを見てください。
カルガリーの図書館サービスがすごすぎる😵✨
・ESL講座
・オンライン動画学習Adobe、プログラミング、デザイン系などあらゆる勉強が無料でできる…!
このサービス、他の州にもあるのかな? pic.twitter.com/SsxLQyoiVK
— なかちる夫婦@カナダワーホリ🇨🇦 (@nakachirufufu) March 1, 2020
図書館はカルガリー内に21か所あるので、部屋探しをする際に近くに図書館があるかを抑えておくといいでしょう。
各図書館の場所については、「Public library Location 」に記載されています。
まとめ
今回は、ツイッターでも反響のあった「ワーホリでカルガリーがオススメな理由」を紹介しました。
ワーホリ一年という限られた期間なので、最初の都市選びはとても重要です。
充実した一年を皆さんが過ごせるために、今回の記事などを参考にして、自分に合った都市を選択してください。
また、カルガリーでワーホリをすることのデメリットも敢えて紹介しましたので、気になる方はご覧ください。
ワーホリを充実させるためにも、渡航前に英語の準備は必ずしておきましょう。
私たちはネイティブキャンプやフィリピン留学を活用して英語を上達させました。
英語を”話す”習慣の少ない日本人にとって英語を話す機会を増やすのは大切です。
オンライン英会話やフィリピン留学を活用して、自信を持ってワーキングホリデーに行けるように準備をしましょう。
- オンライン英会話:ネイティブキャンプ
- フィリピン留学:School With
分からないことがあれば、いつでもTwitterにてご相談をお受けします。