こんにちは。夫婦でカナダにワーホリ中のなかちる夫婦(@nakachirufufu)です。
これからワーホリを予定している方は、
「ワーホリに行くことは決まったけど、何から始めればいいのか分からない。」
という疑問があるのではないでしょうか。
実際に、私たち夫婦もワーホリを決めたものの「家探しが先?職探しが先?銀行口座は?」といった疑問が山ほどあり、生活をスタートする手順が分かりませんでした。
本記事では、実際にカナダにワーホリで経験した、スムーズに生活を始める手順について詳しく書いていきます。
カナダ到着後にやるべきスムーズな手順は以下の通りです。
- ワークパーミッド発行
- SINナンバー発行
- 部屋探し
- 在留届提出
- 仕事探し
- 銀行口座開設
- 携帯契約
理由や具体的な申請方法なども、記事内で詳しく紹介しています。
この記事の目次
事前準備①宿の予約
現地に到着する前に準備しておくべきことは、到着してから数日宿泊する宿探しです。
主な宿泊の手段は以下の3通り。
- ホテル
- ゲストハウス
- Airbnb(エアビーアンドビー)
個人的にはAirbnbがおすすめです。
Airbnb(エアビー)の特徴
その理由は、カナダに住む人のお家に滞在するので、必ず現地の情報(治安、仕事探し等)を入手することができるからです。
また、Airbnbのホストの人たちは気さくな人ばかりなので、会話を切り出すハードルもゲストハウスなどと比較してかなり低いです。
意外とそのまま住んでもいいと言ってくれるホストの方もいるので、家探しの手間を省ける可能性もあります。

ゲストハウスの特徴
コミュニケーション力や英語力に自信があれば、ゲストハウスもおすすめです。
ゲストハウスは色々な人が集まる場所なので、仕事や部屋の情報も集まりやすいでしょう。
求人広告を貼っている可能性もあります。
しかし、私たちが行ったカルガリーという街では、ゲストハウスの人に聞いても周りのお店などの求人や部屋の情報は持っていませんでした。
いずれにせよ、宿付きの仕事を到着前に抑えられていない限り、到着後数日~2週間程度は住む場所が必要です。
以下のサイト等を利用して、必ず一時的な滞在先を抑えておきましょう。
- 民泊:Airbnb(エアービーアンドビー)
- ゲストハウス、ホテル:世界最大の宿泊予約サイト、Booking.com
事前準備②プリペイドSIM
日本にいるうちにプリペイドSIMを用意するか、現地到着後に空港やお店で購入するかは人それぞれです。
空港や街中、宿泊先でもフリーWi-Fiを使えるところがほとんどなので、無くてもなんとか生活することはできます。
しかし、マップを見たり部屋探しで家主と連絡をとる際などは、Wi-Fi環境下でなくても利用できるプリペイドSIMがあると便利です。
私たちは、家電量販店で唯一取り扱いのあった、ChatrというキャリアのプリペイドSIMを現地で購入しました。
データ通信4GB+通話無制限で40ドルでした。


しかし、現地で購入の場合は英語での対応になるので、英語に不安のある方は日本で購入することも可能です。
カナダで使えるデータ通信+通話無制限のプリペイドSIMを購入しておくと良いでしょう。
データ量と期間に応じて値段が異なるので、自分に合ったプランで購入しましょう。
ここからは、カナダ到着後にやるべきことを、流れで紹介していきます。
1.ワークパーミッド発行
カナダの空港に降り立ったら、まずはワークパーミッド(正式なビザ)を発行します。
コピーして持参した「ワークパーミッド」は、単なる「カナダでワーホリしていいですよ」という書類なので、それだけではカナダで働くことができません。
乗り換えて別の都市に行く際でも、カナダで最初に降り立った空港でワークパーミッドを発行する必要があります。
入国審査を終えたのちに、Immigrants(移民の申請などを管轄する場所)が手荷物ピックアップの近くにあるので、そちらで正式にビザを発行します。
- パスポート
- 事前に印刷したワークパーミッドの書類
ちなみに乗り換えで別の都市に行く方は、乗り換えの時間に余裕を持っておいた方がいいでしょう。
人が多いと時間がかかるうえに、乗り換えの有無に限らず一度預け荷物を回収しなければならないためです。(2020年2月時点)
2.SINナンバー発行
正式にビザを発行して入国が済んだら、SINナンバーの発行が必要になります。
SINナンバーとはSocial Insurance Numberの略で、カナダでの社会保険番号を指します。





このSINナンバーは、Service Canadaという政府機関で発行できます。
郵送でも発行できますが、その場合は居住地が最寄りのService Canadaから100km以上離れている必要があります。
ほとんどの人はこのパターンに該当しないと思うので、オフィスに行きましょう。
トロントのみ空港にService Canadaがあるので、正式ビザ発行後にそのまま空港でSINナンバーを発行できます。
バンクーバー:【保存版】カナダのSINナンバー(Social Insurance Number) 取得方法まとめ
トロント:【カナダワーホリ】ワークパーミットとSINナンバーは空港で取得しよう!
モントリオール:SINナンバーの取り方
申請自体は10分程度で終了しますが、混んでいると時間がかかるので、営業開始時間を狙って向かうといいでしょう。
母親の旧姓を聞かれることがほとんどなので、スペルを間違えないように確認をしておきましょう。
- ワークパーミッド
- パスポート
3.部屋探し
仕事よりも先に部屋を決めてしまうことをおすすめします。
なぜなら、シェアハウスの家賃を日割りしたほうがはるかに安いからです。
また、住所が決まれば銀行口座の開設や携帯の契約などもスムーズに行えます。
到着後にAirbnbやゲストハウスに宿泊する場合は、ホストやスタッフに地域の治安事情を聞いておくといいでしょう。
治安の悪いエリアは家賃が安いので、値段だけを見て飛びついてしまいますが、何か起きてからでは遅いので、治安の悪いエリアは避けて部屋を探しましょう。
- 家賃の内訳(光熱費、水道代、インターネット)
- 周辺の交通機関
- バスルームの数
シェアハウスに住む場合は、シャワーの待ち時間が発生する可能性もあるので注意が必要です。
カナダではトイレとシャワーが一体の場合が多いので、誰かがシャワーを浴びている時はトイレに行けない可能性もあります。
部屋探しのサイトについては、「【カナダワーホリ】部屋探しに使えるサイト6選」で紹介しています。
4.仕事探し
カナダではインターネット応募と同じくらい、お店に直接レジュメを持ち込む方法もメジャーです。
インターネットで求人を探す場合は、以下のサイトを活用しましょう。
- indeed
- Jobmonster
- Kijij
- e-Maple(日本語)
- Jpcanada(日本語)
- カナダ政府公式ホームページ
英語に自信がない人は、e-MapleとJpcanadaを活用するといいでしょう。
また、専門職などがある場合はLinkedin(リンクドイン)を活用する方法もあります。





私は機械系のエンジニアだったので、情報を登録したらいくつかジョブオファーを受けることができました。
条件が合わなかったの応募しませんでしたが、前職のスキルを活用したい人は積極的に利用しましょう。
私たちの経験上、面接に繋がったのは直接お店にレジュメを落とした時でした。
たとえ”Hiring(求人中)”の紙が店頭に貼られていなかったとしても、気になったお店があれば積極的に声をかけていくといいでしょう。
ワーホリの仕事探しは、ネット応募より断然飛び込みの方が次に繋がると思います🌱
▪飛び込み 4件
→3件その場で面接、2件トライアルに呼ばれる/1件連絡なし
→1件後で連絡と言われるも、連絡なし▪Indeed 10件
→全く音沙汰なし求人票出てなくても、飛び込むのが大切😊
— なかちる夫婦@カナダワーホリ🇨🇦 (@nakachirufufu) February 27, 2020
5.銀行口座開設
カナダの銀行は、口座維持費が毎月かかることが多いので、事前に調べておくことが大切です。
CIBCという銀行は5大銀行の一つで、外国人労働者向けに「1年間口座維持費が無料」というコースが設定されているのでおすすめです。
また、銀行口座にはChecking Account(普通預金)とSaving Accout(当座預金)がありますが、ワーホリする人はChecking Accountのみで事足ります。
- パスポート
- ワークパーミッド
- SINナンバー


銀行口座開設時に一時的な番号でもいいので電話番号が必要になります。
「Talkatone(トーカトン)」という、無料で番号を使えるアプリの利用がおすすめです。
銀行口座開設と同時に、デビットカード兼キャッシュカードや、希望すればクレジットカードをゲットできます。
また、住所証明書類がほしいと伝えれば、銀行印入りの書類をすぐに発行してくれます。
州保険の加入で必要になるので、必要に応じてもらうようにしましょう。
6.携帯契約
ご存知の方も多いですが、日本を出国する前にSIMロックフリーをしておきましょう。
また、持っているスマホが海外SIM対応かどうか確認しておくことをおすすめします。





AndroidでUQモバイルを使っていたので、大丈夫だと思っていたら、海外のSIMは機能しませんでした。
妻の2台目iPhoneがあったので助かりました。
カナダにはRogers、Telus、Bellという大手3大キャリアのほかに、多くの格安キャリア会社があります。
大手3社は安心できる一方、価格設定が高いというデメリットも。
料金プランを比較できるサイトWhisleOutで調べたり、実際にモールに入っている店頭を訪ねてみましょう。
また、滞在予定の場所によって通信範囲がカバーされていないこともあるので、確認が必要です。
私たちはバンフ周辺に行くつもりだったので、Fidoという通信会社を選びました。
7.在留届提出
海外で3ヶ月以上滞在する場合、在留届を提出することをおすすめします。
カナダの大使館(領事館)に提出することで、現地の生活情報や治安情報などがメールで送られてきます。
夫婦で滞在する場合は、1人が登録すれば配偶者の分も登録できます。
大使館に直接行って申請する方法とオンラインで申請する方法がありますが、オンラインでの申請がスムーズです。
ただし、滞在地の住所と電話番号が必要となるので、部屋と携帯の契約を後がいいでしょう。
外務省のホームページから登録ができます。
まとめ
カナダワーホリのスムーズな始め方について、到着後から流れに沿って解説しました。
現地に行ってみないと分からないことも多いですが、なるべくカナダ渡航前に準備しておきましょう。
手順ごとの詳しい手順は、それぞれ別の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。