先日、ペルー、フィリピン、ブラジル、日本の4ヵ国で国際交流会をしてきました。
もともと知り合いだったペルー人の女の子に連絡をし、彼氏と私たち夫婦の4人で飲みに行った際、「次は仲の良い友人たちも一緒に遊ぶから、参加する?」と声をかけてもらい、実現したのです。
年齢も国籍もバラバラな会でしたが、とてもエキサイティングな1日になりました。
参加者の簡単な紹介とともに、気づいたことを紹介します。
この記事の目次
参加者たち
・ペルー人の女の子(25)&ブラジル人の男の子(29)
ペルー人の女の子は、母国語のスペイン語、彼氏の母国語のポルトガル語、英語、日本語の4か国語を話せる。
日本語を話すのは苦手とのことだけど、その子がいるおかげで私のつたない英語を訳してくれるので、なんとか会話が成り立っている。
ブラジル人の彼氏は、日本に来て10年目。日本語はあまり上手ではないけど、日常会話は簡単な会話であれば話せる。優しさがにじみ出ている。
・フィリピン人夫婦(35歳前後)
見た目のクセがすごい!最初の登場はふたり手を繋ぎながらで、ワオ…これが海外スタイル!と度肝を抜かれてしまいました。
タガログ語が母国語で、英語は第二言語として話す。日本語もぼちぼち話せる。
・ペルー人の女の子の従弟(27歳)
日本に住んで7年目。母国語はスペイン語、日本語がとても流暢!反応や何気ない一言、語尾が日本人って感じ。
・ペルー人の従弟の職場仲間のペルー人男性とブラジル人男性(35歳、子持ち)
ジムで鍛えているであろう強靭な身体に、キャップをかぶり、ファーストコンタクトは「怖い外国人」。この会が無かったら避けてしまいそうな見た目とは裏腹に、とってもチャーミングな二人でした。
日本に住んで8年位とのことだけど、日本語は日常会話程度。英語はあまり得意ではなさそうで、基本的にはポル語やスぺ語での会話。
気づいたこと
みんな揚げ物が大好物!
この日は魚民が会場だったのですが、タッチパネルの注文は私がやっていました。
何が食べたいか聞くと、「軟骨のから揚げ!」「ポテトフライ!」「揚げ餃子!」とリクエストされました。その後も同じものをお替りし続け…おそらく軟骨唐揚げ10皿は頼んだような気がします。
思い返してみると、私が頼んだ「たこわさ」と「梅水晶」くらいしかサッパリした食べ物なかったような…
日本だとサラダや野菜もオーダーするのが普通だけど、外国人との食生活の違いを感じました。
日本語は似たような意味が多すぎる?!
この前4人での会でも聞かれたけど、必ず聞かれるのが「日本語の意味の違いについて」。
例えば「~みたいな」「~と同じ」はどう違う?という質問をされました。
look likeとsameだよ、と言えばそれまでなのですが、厳密に日本人が話すと曖昧だったりしますよね。
おそらく彼らにとっては、日本人の日常会話を聞いていると意味が理解しにくいのではないかな?と感じました。
日本語学校での勉強は、日常生活に応用できなかった
彼らは皆日本在留権を取得し、日本で働いているのですが、日本に来てすぐは学校に通ったそうです。
ただ、そこで教えられる言葉は、丁寧な日本語。
例えば、「私の名前は○○です。」「これは、○○です。」みたいな、日常会話では使わないような礼儀正しすぎる日本語を教わるそうです。でも、勉強したけど実際に日本人と話すともっとくだけた言い方だから、全然理解ができなかった!と言っていました。
これは日本人の英語学習にも言えることだと思いました。私もこの会に参加して、話すためにいちいち『ここでは仮定法を使って・・・』とか『関係代名詞は・・・』とか、考えている余裕は全くないです。
参考書で文法や英単語をインプットするだけでは、生の会話では役立たないことを感じました。
盛り上がりにはお酒と下ネタは世界共通
とにかくお酒が強すぎる外国人。もちろん個人差はあると思いますが、今回の参加者たちはみんな酒豪でした。
乾杯からおそらく10杯以上生ビールを飲んだ末、ラストオーダーを告げられると「最後はウイスキーロックで飲もう!」と誰かが言い出し、全員分オーダーして、一気飲みしていました。
これ、どこかで見た光景だ…と前職の飲み会を思い出してしまいました。(笑)
また、私を含め女性は3人いたものの、やはり男性陣が集まるとどこからともなく湧き出てくる下ネタ話。
今回は、ポルトガル語と日本語を変換するとアウトな意味になってしまう言葉で盛り上がっていました。
ここには書けませんが、笑いが止まらないほど盛り上がりました。言語って奥深いですね(笑)
些細なことも全部が新鮮
全員の共通語は英語だけど、ペルー人の女の子をのぞいてみんな日常英会話程度だった中での国際交流会。
気づくと南米チームはポルトガル語で盛り上がっていて、全く何を話しているかも察することができない衝撃があったり。
フィリピン人夫婦とは、初めは日本語で話していたけど、気づくと英語で話していたり。
ペルー人の話す英語が驚くほど聞き取れなかったり。(酔っていたのが大きな理由だけど)
カップルや夫婦は飲み会中でも肩を組んだり手をつなぐのが当たり前の光景だったり。
些細なことも全てが新鮮で、これがカルチャーショックか!!と逆に嬉しくなりました。
一番重要なのはコミュ力なのでは?!
相手の話す英語を聞きとるために、口元・表情はもちろん、聞き取れる英単語を拾いながら頭の中で理解していました。
全員の共通語が英語ではなかったので、今まで勉強の材料としていたPodcastやYouTubeでは対応しきれない部分も多かったです。
でも、飲み会を楽しくするためには『英語が聞き取れない…』『この単語の意味は?!』といちいち悩んだり聞いている暇もないので、分からなくてもとりあえず笑顔で何かしら反応するようにしていました。
実際に外国人を前に会話をしてみて感じたことは、語学力はもちろんだけど、コミュニケーション能力が何より大切なのではないかということ。
相手の表情を読み取りながら、『次はこれ聞いてみよう!』『スマホで写真見せながら話してみよう!』という具合に、何をしたら相手が喜ぶかを考えながらコミュニケーションを取ることは、国際交流においても重要なことだと思いました。
自分の英語力に自信が無いからって怖気づいて話さないより、間違っててもいいから何か話してみる。
この一歩が自分を大きく成長させてくれるような気がしました。
まとめ
外国人の友達なんていないよ…という方は、MeetupやHelloTalkを使えば交流することができるのでおすすめです。
外国人は日本語を学びたい、と思ってくれていることもあるので、言語を教え合うのもおもしろいと思います。
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