今回は英語での早口言葉をご紹介。
発音がカタカナ発音を治したい
効率よく発音できる文章を知りたい
RとLの発音を改善したい
こういった悩みをお持ちの方にはおすすめです。
英語学習を始めてると必ずぶち当たるのが、「発音の壁」。
舌の位置や口の形など、そもそも口をほとんど動かさないで話せる日本語に対して、英語は顔回りの筋肉を頻繁に動かす必要があります。
また、”カタカナ”が弊害になって、RとLの識別ができず苦労する方が多いです。
今回紹介する早口言葉は、発音の矯正や表情筋のトレーニングとしても効果的で、フィリピン留学のリーディングの授業前などに音読させる学校もあるほどです。
実際に私たちの行っていた学校でも、表情筋をほぐすために、授業の冒頭に早口言葉(Tongue twisters)の練習があり、英語教育の現場でも定評のある発音トレーニングの一つです。
RとLの早口言葉

The royal ruler who is loyal rules in the rural area.
意味:へき地のルールに忠実な王室の支配者
こちらは私が、フィリピン留学で初めての授業で出された早口言葉。
Tongue twistersの言葉の通り舌がもつれますwww
文章自体の意味はほとんどありませんが、発音の練習としてはかなりためになる一文です。
実際に声に出して練習しましょう。
Red lorry, yellow lorry.
意味:赤い大型トラック、黄色い大型トラック
こちらはRとLの早口言葉でも有名な一文です。
短文ですが、攻略に意外と時間がかかったりします・・・
Lad Larry rarely loves lyres.
意味:Lad Larryはめったにライアー(ギリシャ琴)を愛しません。
こちらもLとRの切り替えが多い一文。
特にrarelyはRからLへの切り替えが必要な単語なので、かなりいいトレーニングになります。
Sの早口言葉

She sells sea shells by the seashore
意味:彼女は海岸で貝殻を売っています。
早口言葉業界ではかなり有名な一文。
個人的には彼女にメルカリをおすすめしたいですが、こちらも日本人が苦手なSの発音を効果的に練習できます。
The shells she sells are surely seashells. If she sells shells on the seashore, I’m sure she sells seashore shells.
意味:彼女が売っている殻は確かに貝殻です。もし彼女が海岸で貝殻を売っていたら、彼女が海岸の貝殻を売っていると確信しています。
続いては第三者目線で、かなり長い文章になりました。
こういった早口言葉をしらべていくと、どんどん派生した文が出てくるので面白いです。
長文を言えるようになれば、自信もつくと思うので、最初に紹介した文がいえるようになったら、こちらの文にも挑戦してみましょう。
Sally is a sheet slitter, she slits sheets.
意味:Sallyはシート切り師、彼女はシートを切る。
必殺仕事人の雰囲気を醸し出すSallyに関する早口言葉です。
Sと同時にLの音も練習できるので、どちらも苦手意識がある人にはオススメの一文。
THの早口言葉

The first thing that they think of is this.
意味:彼らが考えている最初のものはこれです。
日本語には存在しないThの発音を効率よく練習できる一文。
難易度もそこまで高くないので、スラスラ読めるレベルにしておきましょう。
Thanks for the things you sang for me.
意味:私のために歌ってくれてありがとう。
続いてもそこまで長い分ではないですが、途中のsangが曲者。
Thばかりに意識をとられているとSの発音でつまずいてしまいます。
この辺も意識しなくても切り替えができるくらい練習すれば、かなり自信がつくでしょう。
They threw three thick things.
意味:彼らは3つの厚いものを投げた
軽く事件のにおいがしますが、日本人がにがてなthの発音ができる単語が詰まった一文です。
舌の使い方など、Youtubeなどで調べればいくらでも出てくるので、まずはネイティブの形をまねることを意識して発音練習をすれば、上手く発音できるようになります。
また、thからrへとつながる単語が二つもあるので、簡単そうに見えて躓く人も多いです。
逆に言えば口を動かすいい練習になるので、暇なときにつぶやいてみるのもいいでしょう。
まとめ
今回は英語の早口言葉を紹介しました。
「早口言葉を練習したところでいみあるのかなー?」と思う方もいるかもしれませんが、外国人が「隣の客はよく柿食う客だ」ってスラスラ言えたら純粋に「すごい・・・」ってなりますよね?
そういうことです。発音の仕方に慣れるのはスムーズな会話を行うためにも大切なので、しっかりとマスターしておきましょう。
また、発音は正確な英語を伝えるための手段でしかありません。
オンライン英会話やミートアップなど日本にいながらも英会話の機会は作れるので、英語力を高めるために、しっかりと「英語で会話をする」練習をするように心がけましょう。