「英語を話せるようになりたいけど、どうやって勉強すればいいのか分からない」
「留学費用が高すぎ・・・なるべくお金を掛けずに英語力を上げたい。」
そんな疑問にお答えします。
- 海外生活で困らないレベルの英語力を身に付ける方法が分かる
- 独学におすすめのアプリやサイトが分かる
私はもともと英語が大っ嫌いで、テストの度に赤点レベルの点数を連発する英語底辺でした。
パスポートをとったのも社会人になってからなので、もちろん学生時代の留学経験も0。
(独学後、夫婦でのワーホリ前に1ヶ月のみフィリピンに留学しました。)
しかし、英語を独学で頑張ったおかげで、
- グローバル企業で英語で仕事をこなす
- ワーホリでローカルジョブをゲット
- ワーホリ前のフィリピン留学では先生から初日に「もう勉強しなくていいよ」と言われる
- TOEICで行くと800点台のレベル(特別な対策は無し)
など、コミュニケーションを取る上では全く問題ないレベルの英語力を身に付けることができました。
こういったブログを書いている人のほとんどは、”英語がペラペラになるための方法”を紹介していますが、
「発音を100%完璧にする」とか「思ったことをそのまま全て”正しい英語”で答えられるようにする」とかは、今回のステップをこなした後にすること。
この記事では、「英語でコミュニケーションができる力をつける」ということにフォーカスして、解説していきます。
この記事の目次
独学で海外生活で困らないレベルの英語力を身に付ける方法
まずは私がやったことを簡単に紹介。
- 英語の耳を作る
- 単語力を身に付ける
- 文法を身に付ける
- 会話の練習をする
これだけ見ると「単語力、文法って学校の英語学習と全然変わらないじゃん」と思うかもしれませんが、安心してください。
私は学校での学習方法とは全く違うやり方で、能力を向上させました。
誰にでもできて、理解も深まりやすい方法なので、詳しく解説します。
独学で英語の耳を作る
英語の聞き流し
私が英語の耳を作るためにまずしたことは「とにかく英語を聞き流すこと」です。
「聞き流し」と聞くと、「聞き流すだけで英語がペラペラに!!」的なうたい文句の商材を思い浮かべると思いますが、そう言った類の話ではありません。
私は英語の聞き流しを、「英語のリズムに慣れるため」にやりました。
キッカケは英語の勉強を始める前に「まずは勉強の仕方だ」と意気込んで、語学学者の本や動画を漁っている時。
すべての言語にはそれぞれのリズムがある
という記載を目にして、「あ、確かにそうかも」と納得し、「ふと外国語を耳にしたときに、それが英語なのかそうじゃないのか、自信を持って判断できない」と気づかされました。
そこからひたすらポッドキャストを漁って、通退勤時やお風呂上がりに聞くなど、なるべく英語を耳にする時間を確保しました。
日本語には日本語のリズム、英語には英語のリズムが必ずあるので、まずはそれに慣れるために、通勤通学時やスマホゲーム中など、「ながら」でもいいので、英語を耳にする時間を作ってください。
1~2週間続けていれば、「あー英語のリズムってだいたいこんな感じかー」というのが感覚的に分かるようになります。
フォニックスを練習する
続いてやったことは、フォニックスの練習です。
「フォニックスって何?」と思う方も多いと思いますが、百聞は一見にしかずということで、まずは下の動画を見てください。
動画内でも解説がありますが、アルファベットのAは、「Alligator(ワニ)」という単語の中では「ア」という音になります。
フォニックスとは、英語の実際の音と文字を結び付ける練習をするためのモノなのです。
そして、この力が実は英語学習の効率を高めるためには超重要。
実際にネイティブスピーカと話したり、ポッドキャストをじっくりと聞いたことがあれば分かると思いますが、日本人のカタカナ英語と本当の英語の音は全く異なります。
フォニックスを身に付ければ正しい音を知ることができるので、分からない単語のスペルを予測する力がつき、結果として英語の習得スピードが上がるのです。
そして、必ず口に出して練習するようにしましょう。
ただ練習していると、「本当に分かるようになっているんだろうか?」という疑問が湧いてきます。
それを確認するための方法もあるので、次で紹介します。
リスニング力を確認する

リスニング能力の確認には「Lyricstraning」というゲームがおすすめです。
このゲームは、洋楽を聞いて歌詞をタイピングしていくゲームです。
「音と文字を結び付ける力を高める」フォニックスが、しっかり身についているかを確認するため最適のゲームなのです。
詳しくは別記事で解説しているので、そちらを確認してみて下さい。
フォニックスが十分でないうちは、自分たちが知っている簡単な単語でも聞き取れないことがあるので、苦手な音を把握するためにもこのゲームを活用してリスニング能力を高めていきましょう。
曲も自分の好きなものを選ぶこともできるので、楽しく英語が続けられるのもこのゲームのメリットです。

独学で英単語を身に付ける
単語帳は要らない
英語の理解力を上げるためには、単語力も必要です。
単語力と聞くと、「単語帳でひたすら暗記?」と思うかもしれませんが、私は単語帳を使っての勉強はしていません。
私が単語力を上げるために使ったのは、Googleのみです。
やり方は、ポッドキャストやLyricstraining・Google Newsで出てきた分からない単語を、Googleで検索するだけ。
調べる時は、「〇〇 意味」などではなく、「○○ meaning」と調べています。
そうすることで、関連する英語を一度にまとめて覚えることができるのです。
![「Postpone meaning]のGoogle検索結果](https://shumatsuiju.com/wp-content/uploads/2020/03/Postpone_meaning_by_google-1024x660.jpg)
![「Postpone meaning]のGoogle検索結果](https://shumatsuiju.com/wp-content/uploads/2020/03/Postpone_meaning_by_google-1024x660.jpg)
実際に「Postpone」という単語を調べてみると、上の画像のように
「cause or arrange for (something) to take place at a time later than that first scheduled.」
という意味と同義語が出てきます。
日本語検索だと「Postpone = 延期って意味かぁ」で、終わるかもしれません。
しかし、このやり方で単語を調べると、一度の検索で
- 「英語だとこうやって説明するのか」
- 「arrangeって英語でも日程変更の場面で使われているのか」
- 「Take placeってどういう意味だろ」
というように、検索した言語に関連した気づきが出てきます。
それを深堀していくことによって「Postpone」という単語を忘れても別の言い回しが出てくるし、逆に様々な言い回しで話しかけられても対応できる力が身に着きます。
英語で会話をしたことがある人なら経験があるかもしれませんが、「英語⇔日本語」での学習をしていると、「分からない単語を説明してもらったけど、説明内容も分からない」という事態が発生します。
そうなると会話のリズムも崩れてしまうし、メンタルもやられてしまいます。
英語力が低いうちは少し効率が悪いように感じますが、実際のコミュニケーション能力を上げるためには、単語帳をめくるよりも断然効果的です。





実際にフィリピン留学ではこのステップで分からない単語を身に付けました。
画像検索でイメージを結び付ける


分からなかった単語を画像検索することで、その単語のイメージを身に付けることができます。
こうすることによって、瞬発的に英単語が出てくるようになります。
学校英語のような単語帳を暗記するだけの学習は単純ですが、「日本語⇔英語」の文字の変換だけなので、記憶が定着しにくいというデメリットがあります。
そして何より、実際の英会話の場面で「日本語を英語に訳して話を始める」という作業が頭の中で発生するので、英語を発するのに時間がかかる脳になってしまいます。
上の画像検索結果は「Postpone」の検索結果ですが、「時間や日程に関すること」ということをイメージで覚えることができます。
イメージと音や文字が繋がるこで、日本語同じように頭の中に日本語ではなくイメージを浮かべて会話できるので、脳の処理スピードも格段に上がるのです。
独学で文法を身に付ける
続いては文法ですが、多くの人が「え、文法?仮定法とかそういうやつ?ムリムリ。エイゴキライ。」と思うかもしれません。
実際に私もそうで、学校の英語教育の文法のせいで、英語が嫌いになりました。
しかし、正しく自分の思っていることを伝えるためには、文法は必要です。
実際私が出会ったネイティブスピーカーたちに、「相手が英語ができるかどうかって何で判断するの?」と聞いたところ
と答える人が多かったです。
とは言え、文法でつまずいて英語をあきらめる人が多い中で、「基礎が重要!学校教育で習った文法を徹底的に復習しよう」というのはさすがに酷な話です。
私も例に漏れず、「文法が大事?なに言ってんの?」と思っていた人間の一人です。
では、どうやって私が文法を身に付けたのか解説していきます。
English Grammar in Useをフル活用
私が文法を身に付けるために使った文法書はこれだけです。
この文法書は全て英語で解説が書かれていて、「不定詞」「仮定法」など、私を英語嫌いにさせたワードが含まれていません。
全部英語で書かれていますが、難しい英語は一切使われてないので、頻繁に単語の意味を調べる作業も必要ありません。
何よりネイティブが実際に会話の中で使うニュアンスを知ることができるので、学校教育でありがちな「テストで点を取るための文法力」ではなく、「実践で使える文法力」が身に着きます。
実例を挙げると、英語を勉強中の方なら理解している人も多いと思いますが、「What do you do?」という表現。
日本の英語教育で育ってきた過去の自分は、「現在形の文章だし、『(今)何しているの?』って意味か?」と思っていました。(それくらい英語力が低かったです。)
しかし、この本で現在形は「一般的なこと。または日常的に繰り返していること」と解説されており、このおかげで「日常的に何しているの≒あなたの職業は?」という意味だと解釈できるようになりました。
また、私はより実践で使えるように、音で文法を覚えました。
「文法も耳で覚える」私の勉強方法
この文法書は見開きの左側一ページが文法の解説ページ、右側が問題になっています。
しかし、私は問題を一切解きませんでした。
私が行った勉強方法は下記の通り。
- 通退勤時に付属のCDの音声を聞く
- 理解できないものがあればメモする
- 帰宅後文法書を確認する
- 間違った文法で自分自身に関係する文章を作ってしゃべてみる
文法となるとどうしても「机に向かってひたすら勉強しないといけない」というイメージがあり、それが嫌だったので編み出した手法です。
この学習方法の良いところは
- リスニング力が上がる
- 定着がしやすい
という点です。
「問題あるならそれを解いてればいいじゃん」と思うかもしれませんが、そのやり方だと暗記と一緒で、「ただひたすらに感情の起伏なく黙々とやるだけ」の勉強になってしまうので定着力は低いです。
しかし、私が紹介したやり方の場合だと
ので、定着も早いです。
さらに自分なりの文章を作ってスピーキングの練習をすることで、実践にで使える文法を身に付けることができます。
私はこのおかげで、「君のグラマーはGoodだからわかりやすい」とネイティブに言ってもらえるようになりました。





独学で英会話の練習をする
ここまではインプット方法をメインに話しましたが、大事なのはアウトプット。
会話力を上げるためには、会話の練習をするしかありません。
フレーズを身に付ける
いきなり会話だとハードルが高いと思うので、まずは自分が使えるフレーズを増やしていきましょう。
上で紹介した文法を元にオリジナルのフレーズを作ってみるのもいいですが、人によっては「そんなフレーズなんて急に思いつかない」という人もいると思います。
そういう人には以下のような方法がおすすめです。
こちらはCakeというアプリです。


音声認識を用いた発音の採点もできるので、発音の練習にはピッタリです。
さまざまなシチュエーションでの英語フレーズが学習できるので、活用してみましょう。





オンライン英会話で実践力を
そして私は、より実践的な英語力を身に付けるために、オンライン英会話の「ネイティブキャンプ」を活用しました。
- 24時間何回でもレッスン受講可能
- アプリダウンロードだけで無料で教材を見ることができる
- 最初の7日間は無料体験
ネイティブキャンプの良いところは、「登録すれば何回でもレッスンが受けられる」ことです。
世界各国の講師とレッスンができるので、別の講師に同じテーマについて1日3回繰り返し話をしていました。
3回も同じテーマで会話すれば、大体自分の苦手な表現などが分かってくるので、あとはそれを修正するだけ。
これを毎日繰り返せば、2ヶ月もあれば絶対に英会話に対しての自信が身に付きます。
教材も充実しているので、学びたいシチュエーションやトピックを絞って練習することも可能です。
しかも7日間の無料体験のキャンペーンも行っているので、気になる方は一度試してみてから判断するのがいいでしょう。
一番大切なのは継続すること
最後に皆さんにお伝えしたいのは、継続することが大事ということ。
世の中には色々な継続の方法がありますが、
私のおすすめは、「一日に一秒でも英語のことを考えたらOK」というルールにすること。
多くの方は「一日100語単語を覚える」「一日30分音読をする」というストイックな目標を立てたものの、大半の人は挫折してしまうと思います。
続けることをやめた瞬間に成長は止まってしまうので、自分が無理なく継続できる目標より更に甘いレベルの達成目標を立てるようにしましょう。
英語にしろプログラミングにしろ筋トレにしろ、新しいことを始める際にはどうやったら続けられるかにフォーカスして、考えることが何よりも大切です。
「言語学習に終わりはない」と言われるので、一生続けられるような自分の勉強方法を模索していきましょう。