こんにちは。夫婦でカナダにワーホリ中のなかちる夫婦(@nakachirufufu)です。
「フィリピン留学がコスパ最強って聞いてはいたけれど、デメリットを知りたい。エージェントのホームページにある体験談とか見てもいいことしか書いてないし、本当に困る事とかないんだろうか?」
「フィリピン留学に行くことを決めたけれど、学校選びで気を付けないいけないことって何だろう?」
本記事ではそんな疑問に答えていきます。
私たちは夫婦で実際に1ヶ月フィリピン留学をしてきたので、その体験談も踏まえて紹介していきます。
- 食事と水
- 宿泊施設
- 学校周辺の環境
- 英語
この記事の目次
フィリピン留学は食事と水が最悪?
食事

フィリピン留学では基本的に毎日3食の食事が提供されます。
しかし、この食事が学校によって当たり外れがあり、口に合わないという人も多くいます。
長期の滞在ともなると、食事の問題は無視できないので、学校選びの際は慎重に選びましょう。
学校の経営は、日本資本か韓国資本かの2種類がほとんどです。
日本資本の方が食事にこだわっている傾向があるので、学校を選ぶ際はこの辺りも考慮しましょう。
ちなみに韓国資本の場合は、辛い食べ物が多く出る傾向があり、日本人でお腹を壊す人が多いようです。
私たちも韓国経営の学校に行ったのですが、やはり日本人で腹痛を訴える人が多いためか、最初の一週間が過ぎたころに、出会う先生全てに「まだお腹壊してないの?」と聞かれました。
また、日本のエージェント会社の人たちもこの辺りを気にしているみたいなので、食事に関しての情報を開示しているところも多いです。
ただ、ここには一つ落とし穴があって、エージェントのHPに掲載されている食事の写真は大体3割増しです。
なぜかというとエージェントが視察に来る日だけは学校側も張り切って、食事が急に豪華になるからです。
実際に私たちが通っていた学校でも同じような事象があったので、HPのクオリティの食事がそのまま毎日食べられると思わないようにしましょう。
対策として、個人ブログやTwitterなどで、実際の食事の写真を公開している人もいるので、そちらも必ず確認することをおすすめします。
エネルギーの源となる食事が合わないと、授業にも身が入らないのでたかが食事と思わずに、しっかりと確認しましょう。
飲用不可の水道水

日本では水道水が飲めるのが当たり前ですが、海外では飲めないことがほとんど。
フィリピンも例に漏れず水道水は飲めません。
お腹を壊してしまう可能性が大いにあるので、ミネラルウォーターを購入する必要がありますが、物価は安いですが長期滞在となるとコストがかかってしまいます。
学校によってはウォーターサーバーを設置している学校もあるので、この辺りも要チェックです。
ウォータサーバーのある学校の場合は、水筒またはコップの持参を忘れないようにしましょう。
フィリピン留学の施設のクオリティは圧倒的なデメリット

フィリピンは日本に比べるとまだまだ途上国なので、圧倒的に施設のクオリティが低いです。
「ホームページで見る限りは大丈夫そう。」と思うかもしれませんが、掲載されている写真は盛りに盛られている写真がほとんどなので、注意が必要。
他の経験者からの話を集めると、写真からは想像できないような、不具合があることもしばしば。
- 実際にはテレビがない
- ホットシャワーが出ない
- Wi-Fiの接続環境が悪い
- ゴキブリがいる
- 便座がない
- 壁が薄い
- 部屋に空調設備がない。
- シャワーの排水が悪い
- 冷蔵庫がない
私たちの行った学校も、部屋ではないですが、学校内のトイレの便座がなかったときは驚きました。
また壁が薄いため、夜中に学校周辺で吠えまくる犬の鳴き声が気になって、寝付けないという人もいました。
勉強の質を高めるためには、環境を整えることが重要です。
ホームページの写真を鵜呑みにせず、個人のブログやツイッターなどを活用して、しっかりと情報収集をしましょう。
相談するだけなら無料なので、複数のエージェントを活用して情報を集めるのも手です。
フィリピン留学は学校周辺の環境が最悪な場合も
治安が悪い

治安については、様々な地域があるので一概には言えませんが、マニラなどの都市部は特に注意が必要です。
ホームレスが多かったり、ぼったくりのタクシー運転手がいたりと普通に生活する中で、気を張らなければいけない場面に出くわすことが多々あります。
また、リゾート地のイメージが強いセブ島ですら、ストリートチルドレンなどが学校の近くにいたりする場合もあるので気を抜いてはいけません。
治安については変えることはできないので、「夜は出歩かない」「歩きスマホをしない」など、ターゲットにされないように気を付けて行動しましょう。
それでも治安が気になる場合は、留学地をバギオにすることをおすすめします。
マニラからバスで6時間ほどの場所にありますが、マニラとはくらべものにならないくらい治安がいいです。
周辺施設の充実度が低い
東南アジアの中でも盛り上がっていると言われているフィリピンですが、まだまだ発展途上国の色が残っており、学校によっては歩いて行ける範囲にお店がないということも多くあります。
勉強に集中できるという見方もできますが、トイレットペーパーなどの日用品の補給で平日でも買い物に行く必要性が出てきます。
いくら物価が安いとはいえ、毎回タクシーを使って買い物に行くとなるとなかなかの出費になります。
必ず学校の周辺に
- スーパーマーケット
- 飲食店(食事に飽きたときのため)
があるかを確認しておきましょう。
また、これは実体験ですが、タクシーでモールに買い物に行ったものの、帰りのタクシー乗り場に大行列ができて、門限に間に合わずペナルティを受けてしまうということもありました。
そうしたことでストレスを溜めないためにも、GoogleMapsを活用して事前に学校周辺の環境を調査をするようにしましょう。
休暇の際の自由度が低い
セブ島などの一部地域では、アクティビティに事欠きませんが、バギオなどは休暇の際に遊びに行く場所があまりありません。
遠出をしようとしても交通状況が読めないうえに、門限もあるなどなかなかなか遠出をしづらい立地に学校がある場合もあります。
学校選びの際は、勉強に集中すると割り切るか、セブなど比較的遊ぶ場所が多いところを選ぶようにしましょう。
綺麗な英語の発音を求めるならフィリピン留学はデメリットが多い

訛り
当たり前ですが、フィリピンの人たちが話す英語が他のネイティブの話す英語と同じということはありません。
実際私たちはフィリピン留学前にオーストラリアに滞在していたのですが、別の言語にすら感じました。
もし、フィリピン以外で行きたい国などがあるなら、早めにその国に行って現地の生の言語を吸収する方がうまくいくと思います。
ただ、フィリピン人の英語は日本人にとって聞きやすいので、英語に自信がない人にとってはおすすめです。
発音も聞き取りやすいですし、彼らも英語を学んできた身なので、教え方がとても上手な人たちが多いです。
また、学校によってはネイティブスピーカーが教員を務める学校もあるので、「フィリピンにいながらネイティブから英語を学びたい」という欲張りな方はそういった視点で学校を探してみるのもアリでしょう。
意外と英語ができない人も多い
休みの日などは、外に出て実際に習った英語を活用したい。という方に悲報です。
街の人たちは意外と英語が分からない人が結構います・・・
ですので、自分の話す英語が正しいのかどうかの答え合わせをするチャンスがなかなかありません。
先ほど書いた通り、徹底的に英語の環境に漬かりたい場合は、ネイティブが住む国に身を置くことを強くおすすめします。
EOP(English only policy)のワナ
学校によっては、EOP(English only policy)という、母国語禁止ルールを採用している場所があります。
そういった学校はある程度レベルが高く、日本人割合が少ないところが多い傾向にあります。
ただ、「日本人割合少ないし、EOPだし英語が必須な環境が手に入る!」と思う人も多いと思いますが、気を付けなければならないことがあります。
それは、「日本人以外の割合が増える」ということです。
これは実際に私たちが体験したことなのですが、日本人が少ない代わりに中国人がとても多く、普通に中国語で会話していました。
彼ら同士で話す場合には問題ないですが、EOPを採用している学校はルールも厳しいので、連帯責任で同じテーブルでご飯を食べているだけでも罰が課せられます。(週末の自習や罰金)
結局私たちは、適度な距離感を保ちながら、彼らと生活を共にしてきました。
本気で英語を学びたい方は、EOPや日本人割合を重視するよりも、すべてをマンツーマンの授業にできるなど「自分が授業内で英語を話す時間を長く持てるコース」を意識して、学校選びをすることをおすすめします。
フィリピン留学のデメリットまとめ
今回の記事を下記の表にまとめました。
デメリット | 対策 |
食事と水 |
|
施設 |
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学校周辺の環境 |
|
英語 |
|
色々とデメリットに感じる点もありますが、説明した通り対策方法もそれなりにあります。
きちんとこれらのデメリットを受け入れるか、対策することができれば、「英語を基礎から叩き直したい」「英語嫌いを克服したい」という人にとっては、フィリピン留学はコスパも良くおすすめです。
様々な学校がありましたが、その分自分の要望に近い学校を探すこともできるので、School Withなど留学エージェントを活用して、自分にぴったりの学校を探してくださいね!