高さ3,776mを誇る日本で最も高い山といえば富士山。
日本人なら誰でも知ってますよね。
世界遺産に登録されて、毎年シーズンになると世界中の登山者がこの山に押し寄せてきます。
とはいえ日本一の山である富士山は想像以上に過酷。
もちろん日帰りでの登山は可能ですが、日帰りで行こうとすると10時間程度はかかるので、あまりお勧めはしません。

参照元:富士さんぽ
また、ルートによってそれぞれ特色や高山病のリスクもあるので、日帰りで行く際は十分に気を付けてください。
今回はそんな富士山にある4つのルートの紹介と、それぞれのルートの所要時間について紹介していきたいと思います。
忙しい人のためのまとめ
- 日帰りは可能。しかしオススメはしない。
- 初心者はとりあえず吉田ルート
- 時間があるなら御殿場ルート
- 時間がないなら須走か富士宮ルート
- 消費カロリーは6000kcal程度
1.吉田ルート

参照元:4travel
まずは吉田ルートです。
富士山の登山道の中で最も有名なルートで、登山者のうちの6割がこのルートで登頂するといわれています。
登山口は富士スバルラインの5合目にあり、バスなども出ているので、アクセスもかなりしやすい場所です。
最もポピュラーなルートなので、山小屋や救護所も他のルートに比べて多いため、初心者にとっておすすめのルートです。
しかし利用者が多いためにトイレが混んだり、バスの下車が遅れたり、先を行く人の小石が降ってくること可能性もあるので、十分に注意して登頂に臨みましょう!
- 標高差:1,450m程度
- 往復の距離:14km程度
- スタート地点:富士スバルライン5合目
2.須走ルート

参照元:じゃらん
続いてのルートは須走ルートです。
4つの登山ルートの中で2番目に標高差のあるルートであまりこのルートを使って登頂する人がいません。
その数は登山者全体の1割ともいわれています。
標高差はありますが、距離も4ルートのうち2番目に短いので、お盆や週末などの人が多いときにもおすすめのルートです。
また、途中までは緑が多いルートなので高山植物を見ながらの登山もできます。
下山時には砂走を楽しむことが出来るので、抑えておきたいルートですね。
- 標高差:1,800m程度
- 往復の距離:13km程度
- スタート地点:須走口5合目
3.御殿場ルート

参照元:御殿場市
続いては御殿場ルートです。
このルートは4つのルートの中で最も標高差があり、距離も長いルートです。
それ故に全体の6%程度しかこの御殿場ルートを利用しないので、ゆっくりと登山したい人にとっては最適なルートです。
そのうえのぼりで砂走を楽しむこともできるので、壮大な富士山を感じながら登山したい人にとってはおすすめです。
また、時間を掛けて登るため、高山病のリスクも低いのもこの御殿場ルートの魅力です。
長いコースになるので、行動食や水の準備は怠らないようにしましょう。
- 標高差:2,300m程度
- 往復の距離:17.5km程度
- スタート地点:御殿場口新5合目
4.富士宮ルート

参照元:FUJIYAMA NAVI
最後は富士宮ルートです。
吉田ルートの次に人気のこのルートは、富士山の4ルートの中で最も距離が短いルートです。
急激に高度が上がるので、高山病には十分に注意しましょう。
また、登山と下山が同じ道のため、道に迷う心配もありません。
しかし、混雑時はかえって混雑を招くこともあるので、昇時期を考慮してルートの選択をしましょう。
天気が良ければ駿河湾を一望することが出来るので、とても気持ちのいい登山を体験することが出来ます!
- 標高差:1,350m程度
- 往復の距離:8.5km程度
- スタート地点:富士宮口5合目
おまけ:富士登山の消費カロリー
ちなみに富士登山の消費カロリーは、体重や性別などによって様々ですが、」
- 体重50kg
- 20代女性
- 10kgの手荷物
- 登山時間10時間
- 標準体型
の場合、5800kcalと呼ばれています。
成人男性の1日の摂取カロリーが2500kcalというのを考えると、かなりの消費カロリーですよね!
ただし、「カロリーが消費できるからダイエットになる」という考え方は危険で、必ず自分の消費カロリーに見合った行動食を準備しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
世界遺産である富士山。
この夏に友人などと一緒に登山してみてはいかがですか?
山小屋に泊まれば、満点の星空とご来光を楽しむことが出来るので、一生の思い出になること間違いなしです。
それではよい富士登山を!