こんにちは。なかちる夫婦です。
夫婦でオーストラリア東海岸をロードトリップしてきました。
今回はエアーズロック(ウルル)にあるキャンプ場「Ayers Rock Campground(エアーズロックキャンプグラウンド)」に行ってきたので、キャンプ場の詳細について紹介していきます。
エアーズロックのキャンプ場と聞くと、「荒野のど真ん中?」「車が無いといけないんじゃないの?」など、いろいろと不安な面があると思います。
キャンプ場の設備の詳細だけでなく、移動手段も含めて詳細に紹介していくので、これから行かれる方は今後の参考にしてみてください。
この記事の目次
エアーズロック(ウルル)

キャンプ場紹介の前にエアーズロック(ウルル)についておさらいを。
エアーズロックはオーストラリアの中央に位置する世界で2番目に大きな一枚岩で世界遺産にも登録されています。
エアーズロックとはイギリスの探検家が付けた名前で、ウルルというのは先住民であるアボリジニたちの中での呼び名です。
日本ではこのエアーズロックという呼び方が一般的ですが、アボリジニに敬意を表し、「ウルル」という呼び方が世界的には一般的となっています。
以前は登頂が可能で、ツアーなどもありましたが、2019年10月以降は完全に登頂が禁止になっています。
ちなみに世界で一番大きい一枚岩は西オーストラリアの「マウント・オーガスタス」
エアーズロックに行く方法
エアーズロックまではエアーズロック空港を利用して訪れるのが一般的です。しかし、日本からの直行便はないので、ケアンズかシドニー経由で行く必要があります。
オーストラリア国内から出発してレンタカーを借りてドライブして訪れることもできますが、内陸部は暑さが厳しいうえ、お店やガソリンスタンドが少ないので少しハードな旅になるでしょう。
空港からキャンプ場までの行き方
キャンプ場までは空港から無料シャトルバスで行くことができます。

このシャトルバスはAyers Rock Resortと空港を往復しているバスで、約15分でキャンプ場に到着します。
白い大きめのバスで「AAT Kings」と書かれているのが特徴ですが、空港はとてもこじんまりとしているので迷うことなく見つけることができます。
空港にレンタカーのお店がありますが、無料で行くことができるのでレンタルの必要はありません。
もし5日間ほど滞在するのであれば、レンタカーを借りてキングスキャニオンに行ってみるのもおすすめです。2泊3日の私たちには時間が足りませんでした…。
キャンプ場の場所
キャンプ場は「Ayers Rock Resort」と呼ばれる小さな町のようなリゾート内に位置しています。
Googleマップでのエアーズロックとの位置関係はこんな感じ。
エアーズロックからは25kmほど離れたところに位置しています。
キャンプ場のサイトと値段

キャンプ場のサイトと値段を下の表にまとめます。
サイト種類 | 値段 |
電源無しサイト | 43 AUD~ |
電源有りサイト | 50 AUD~ |
ケビン泊 | 179 AUD~ |
シーズンにもよりますが、値段はだいたいこれくらいです。
ケビンはベッドとバスルーム、エアコン、電子レンジなどが付いています。
ちなみにチェックインの時間は15:00~、チェックアウト時間は10:00です。
ネット予約方法
ホームページにアクセスして、「BOOK NOW」のボタンから、予約日と人数を設定して予約を行います。
ちなみに支払いはクレジットで前払いで済ませることが出来るので、現地での支払いは必要ありません。
設備紹介
続いては設備の紹介です。
エアーズロックの近くのキャンプ場といっても、設備自体はとても充実しています。
キッチン

まずはキッチン周りですが、下のような道具が揃っています。
- 流し台
- BBQコンロ
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- 電気ケトル
- 炊飯器
BBQコンロだけでなく、冷蔵庫をはじめとしたさまざまな電化製品も揃っています。

クーラーボックスや湯沸かし用のコンロを持ってくる必要もないので、手荷物をかなり減らせますね。
しかし、ガスコンロの備え付けはなかったので、BBQコンロで調理するか、レンジ調理可能な食事に限られてしまいます。
シャワー

トイレと併設してシャワーもあります。
もちろん温水もでるので、灼熱の地でかいた汗をさっぱり洗い流すことが出来ます。
毎日スタッフの方が清掃しているので、特に汚いとは思いませんでした。
洗濯機
キャンプ場で洗濯をすることもできます。もちろん洗濯竿も備え付け。
1回4ドルで使用できるので、長期滞在の場合も助かります。エアーズロックは乾燥しているので、洗濯物は2時間あれば完全に乾きます。
ちなみにコインが無い場合は受付で両替もしてくれます。
プール

この設備にはプールもあります。
エアーズロック周辺は、夏のシーズンだと外気温が45℃を超える日もしばしば。
熱中症にならないためにも、プールで身体を冷やしてあげましょう。
周辺施設
続いては周辺施設の紹介です。
周辺にある施設
- ショッピングセンター
- ラクダ牧場
- 博物館
- ガソリンスタンド
- バー(ホステル内)
ショッピングセンター内にはIGAというスーパーもあり、食料調達を行うことが出来ます。
物価は少し高めですが、肉、野菜、果物、水、カップ麺等、だいたいのものはここで揃います。
また、ここでもシャトルバスが20分おきに出ているので、移動手段の心配はありません。
ちなみにキャンプ場からショッピングセンターまでは徒歩で約10分です。
エアーズロックとカタジュタへの行き方

サンセットやサンライズを見ながらエアーズロックをながめるツアーなどもありますが、オプションは要らないと言う方は「Uluru Hop On Hop Off」がおすすめ。
キャンプ場の受付でも予約できますが、支払い方法はキャッシュのみなので注意が必要です。
キャンプ場から歩いて2分程のところにガソリンスタンドがあり、そこにATMがあるので現金をおろすことができます。
時間に余裕があればショッピングセンターにツアーの直営店があるので、そこで申し込みを行えばクレジットの支払いも可能です。
エアーズロック方面は、サンセットとサンライズ便はもちろん、約2時間間隔で出発する便があります。
また、カタジュタ方面はサンセットとサンライズのみがほとんどです。
シーズンによっても異なるので、キャンプ場の受付で確認しましょう。
種類 | 料金(大人/子供) |
エアーズロック往復 | $49/$15 |
カタジュタ往復 | $95/$40 |
カタジュタサンセット往復 | $80/$30 |
1日券 | $120/$40 |
2日券 | $160/$60 |
3日券 | $210/$100 |
※子供料金が適応されるのは、1-15歳まで。
1~3日券を購入すれば、エアーズロックとカタジュタの両方を観光することができます。また、このチケットとは別に国立公園への入場チケットが必要です。ネット予約がおすすめです。
まとめ
エアーズロックの近くでキャンプというと少しハードルが高く感じますが、設備も充実しているので意外と快適に過ごすことができます。
近くのホテルなどに泊まると一泊2万円~がほとんどなので、値段を抑えたい人はキャンプ場の利用が一番お得です。
記憶にも残るので、迷ったらキャンプ泊も視野に入れておきましょう。