真夏の12月~1月の42日間でオーストラリア東海岸をロードトリップ旅した、なかちる夫婦(@nakachirufufu)です。

ぜひ皆さんにもロードトリップをオススメしたいのですが、
- ルートや日数は?
- ロードトリップの費用はどれくらい?
- 何を持って行くべきなの?
と疑問を持っている方に向けて、私たちの経験をもとに紹介します。
ルートと日数
私達の場合は、ケアンズからスタートしゴールがシドニーでした。
期間は2019年12月8日~2020年1月18日の42日間で、具体的なルートは下の通り。
地図には5,341kmと表示されていますが、細かな移動を含めると合計7,500kmでした。


訪れた主な都市
- Carins
- Daintree
- Townsville
- Airlie Beach
- Noosa
- Brisbane
- Gold Coast
- Byron Bay
- Sydney
- Camberra
- Melbourne
- Echuca
- Camberra
- Sydney
- Ururu(飛行機)
シドニーでクリスマスを過ごしてからメルボルンに行き、折り返してシドニー着というコースです。
また、シドニー到着後はレンタカーを返却し、空港から飛行機でウルルに行きました。
ロードトリップ前に知っておくべきこと
夏のオーストラリアは暑い
おそらくほとんどの方が、夏シーズンの11月~2月あたりにオーストラリアでロードトリップをされると思います。
しかし気をつけておきたいのはその気候。
オーストラリアの夏シーズンは平均35℃以上、暑い日には40℃を超える日もあるほど暑いです。
地域によっては、夜になっても気温が低下せず、キャンプでは暑すぎて寝れないということも。
「節約のためにキャンプ場に泊まったものの暑すぎて寝れず、翌日の移動に支障が出てしまった。」ということもあります。
天気予報を見ながら、場合によってはエアビーやモーテルでの宿泊も視野に入れるようにしましょう。




オーストラリアの物価は高い
ご存知の通り、オーストラリアの物価は高いです。
外食をするとなれば、BLTサンドのようなライトミールでも15ドルほどかかります。(約1,000円!)
私達もロードトリップ中の食事は自炊が基本で、スーパーで3日分の食料を買ってアレンジしながら料理していました。
日本から持参してよかったモノ
キャンプ道具一式(テント、寝袋、マット)
- テント
- 寝袋
- スリーピングマット
ロードトリップ中はキャンプ場泊が基本。
費用も抑えられるので、キャンプ道具は持って行って正解でした。
特に寝袋は、寒暖差が大きいエリアもあるので大活躍。スーツケースに余裕があるなら、かさばりますが少し厚手の寝袋をおすすめします。
私たち夫婦はNANGA(ナンガ)のオーロラライトという寝袋を愛用しています。
クーラーボックス
オーストラリアの夏はとにかく熱いです。
費用を抑えるために自炊が基本となりますが、食料の保管はクーラーボックス無しには厳しい環境です。
おすすめはシアトルスポーツのソフトクーラーボックス。
折り畳んでスーツケースに入れることも出来るし、保冷力も抜群にあります。
キャンプ場やエアビーの冷蔵庫でペットボトルの水を凍らせて保冷剤代わりにすれば、1日車内に保管しても食材が腐ることはなかったです。
ランタン兼バッテリー
キャンプ場泊が続く出てくるのが充電問題。
そんな時に役立ったのが充電式のランタン。
テントの中の明かりを確保するのはもちろんスマホ充電も行えるので、非常に役立ちました。
虫よけスプレー
キャンプをするとなると虫との遭遇は避けられません。
これを持参したことによって、快適な夜を過ごすことが出来ました。
現地でも買えますが、日本で持っているものがあれば持参したほうが良いでしょう。
ハサミ
調理の時にはハサミが非常に役立ちました。
包丁・まな板のセットだとかさばる上に洗い物も面倒なので、ハサミを持って行ったのは大正解でした。
そのまま鍋の上で食材を切って炒めるというスタンスでしたが、特に苦労はしませんでした。
カトラリー
日本のスーパーと違って、スプーンや橋を提供している場所が少ないので、持参は必須です。
私達は分解できる箸と、スプーン・フォーク・ナイフがセットになったカトラリーを持参しました。
USBカーチャージャー
長距離移動のロードトリップでは充電が命です。
シガーソケットに差し込んで使えるコレは必ず持って行きましょう。
ランドリー類(洗濯ネット、ハンガー、洗濯はさみ)
オーストラリアの洗濯機は威力がすごく、衣服が傷むのでネットは必須です。
ネットに入れても日本の洗濯機の倍のスピードで衣服が傷んでいくので、ネットがなかったら大変なことになっていたと思います。




防寒具
寝袋のところでも触れましたが、夜が寒いエリアもあるので防寒具は必須です。
オーストラリアは昼と夜の寒暖差がすごいので、キャンプ場の夜を過ごす際の防寒具は持っていきましょう。
ウルトラライトダウン、フリース、マウンテンパーカーのいずれかを2点持って行けば大丈夫だと思います。
サンダルとスニーカー
オーストラリアには国立公園がたくさんあり、散歩する際はスニーカーがあると良いと思います。
サンダルはキャンプ場のシャワールームやビーチ散歩など、濡れてもいい時に活躍してくれます。
日焼け対策(日焼け止め、サングラス、帽子)
オーストラリアの日差しは本当に強いです。日焼け止めにこだわりのある方は日本で調達しておくのが良いでしょう。
参考までに、42日間で夫婦で消費したのは2.5個でした。
バスタオル、フェイスタオル
すぐに乾くドライタオルを持って行くべきか迷う方もいるかと思いますが、拭き心地が悪いのでオススメはしません。薄手のタオルがベストです。
また、車中泊では目隠しとしても活用しました。
下の写真のように、ガソリンスタンドの脇にある駐車場で車中泊ができるところもありますが、プライベートを確保するためにもタオルはかならず持参しましょう。


現地に着いたら用意すべきモノ
SIMカード
オーストラリアの大手キャリアはTelstra(テルストラ)、Optus(オプタス)、Vodafone(ボーダフォン)の3社あります。
ケアンズの空港で売っていたのがOptusだったので購入しましたが、内陸部など都市から離れた地域では電波が入らないことがありました。
オーストラリアに住んでいる人は口をそろえてTelstraをオススメしているので、ロードトリップをする方はTelstraを買った方がいいです。
調理器具
キャンプに必要な調理器具と言えばカセットコンロやボンベなど。
しかしカセットボンベは飛行機持ち込みができないので、現地で調達する必要があります。
私たちは、ホームセンターBUNNINGSにて、カセットコンロとボンベ4本セットを20ドルで購入、小売店Kmartにてフライパン大小・鍋の3点セットを10ドルで購入しました。
キャンプ場によってはキッチンにガスコンロが備え付けされています。
カセットコンロやボンベは処分にも困るので、キッチン付きのキャンプ場を選んで利用すれば買わなくても大丈夫だと感じました。
Wikicamps
ロードトリップに特化したアプリで、キャンプ場だけでなく格安のゲストハウスや現地の観光スポットまで探すことができます。
有料ですが、ダウンロードして損はありません!
詳しい使い方については、別の記事で紹介しています。
変換プラグ
キャンピングカー向けの電源サイトがあるキャンプ場であれば充電できますが、スマホの充電程度であればキッチンなどの電源を利用して大丈夫です。
オーストラリアと日本は、電圧もコンセントの形も違うので変換器が必須です。
家電量販店JB HiFiやスーパーColesなどで購入できるので、日本で用意しなくても大丈夫です。
料理まわりの小物
ファスナー付きプラスチックバッグ、アルミホイル、洗剤入りウェットシートなどを購入しました。
洗剤やスポンジを買ってもいいと思いますが、オーストラリアのキャンプ場には共有キッチンがあり、洗剤とスポンジは備え付けられていることが多かったです。
ペットボトルの水
24本パックが山積みされているので、適度に補充しましょう。
オーストラリア人からは「都市によっては水道水が飲めるよ」と言われましたが、いつもペットボトルの水を買っていました。
42日間ロードトリップの費用
振り返ってみると「節約するつもりだったけど、意外と甘やかしてしまった旅」でした。
節約のためにもキャンプをしてオーストラリアを回るぞ!と意気込んでいましたが、結果的にはキャンプ・車中泊とエアビー泊が半々になりました。
グレートバリアリーフのツアーやウルル国立公園の入場料やバス代など、使うべきところは惜しみなく使いました。
その代わり、なるべく外食をせずに自炊をしたりお土産を一切買わなかったりと、出来る限り出費を抑えるようにしました。
そんな私たちの費用の内訳はこんな感じです。
レンタカー | ¥150,000 |
ガソリン | ¥57,975 |
キャンプ場 | ¥29,625 |
エアビー | ¥72,075 |
スーパー | ¥37,350 |
外食 | ¥40,275 |
日常小物 | ¥16,425 |
ツアー参加費 | ¥64,200 |
都市部電車代 | ¥24,975 |
駐車場など | ¥3,750 |
合計 | ¥496,650 |
*1AUD=75円で計算しています。
*航空券代は入っていません。


まとめ
日本の何倍もの面積のオーストラリアで美しい自然に触れながらロードトリップをしたことは、かけがえのない経験になりました。
エアビーが思いのほか安かったので何度も利用してしまいましたが、優しいホストの方たちに出会って、一緒に食事をしたり、いろんなお話を聞けたことも良い思い出です。
今回は東海岸だけの旅でしたが、一周したかったというのが正直な気持ちです。またいつか行ってみたいと思います。
そしてこの記事が少しでもオーストラリアロードトリップに行く方の参考になれば嬉しいです。